東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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日本東洋医学会

2016.03.22

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3.20は、東京大学で行われた、日本東洋医学会に久々に参加してきました!!

 

 

日本東洋医学会という団体は、医師を中心とした東洋医学の学術団体です。

 

 

まあ、医師が中心ですから、必然的に漢方薬の話が多くなるのですが、たまに聞くと面白い。

 

 

医師から見た東洋医学と、鍼灸師から見た東洋医学は、またちょっと違ったりします。

 

 

その視点の違いが、僕的には面白かったりします。

 

 

今回は鍼灸関係の講演もありましたが、印象に残ったフレーズは、

 

「ガラパゴス化する日本の鍼灸」

 

ですね。(苦笑)

 

 

1980年代から、東洋医学の世界基準を作ろうという動きが活発化し、日中韓の3国を中心に、

 

1.用語の統一、

 

2.経穴の位置の統一、

 

3.教育方法、トレーニング方法の統一、

 

4.疾病分類の統一

 

という、4本柱を旗印に、様々な会議体が作られ、話が進んできました。

 

 

2000年代に入って、1.と2.の課題については、決定しました。

 

 

英文、日本語での教科書もすでに出来ています。

 

 

3.と4.についても、中韓はそれぞれ立派な内容のものを自国内で持っているらしいのですが、日本ではそれの対案と言えるような、

 

国是とされるようなものはないのが現状です。。。

 

 

このままでは、国際社会の中で、日本の鍼灸はどのような評価になるのか。。。

 

 

よく政治の面で、日本の外交の弱さが問題になりますが、こういうところでも、日本というのはアピールがなかなか出来ていないようですね。。。

 

 

また一方で、日本人の行う鍼は非常に繊細である、したがって使用する鍼も非常に品質がいい、と、鍼の精巧さに対する評価は高いようです。

 

 

今年は10月にWFASという、国際鍼灸学会がつくばで行われます。

 

WFAS ホームページ

 

(因みに我々北辰会の藤本蓮風先生も副会頭に就任しました。)

 

 

そこで日本がどのようなプレゼンスを示せるのか。

 

 

僕的にはやっぱり、一症例の完成度で勝負するしかないと思うんですけどね。。。

 

 


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この記事に関するコメント

“日本東洋医学会” への6件のフィードバック

  1. 西野雅也 より:

    いつも勉強させて頂いております。
    漢祥院での折、京都に誘って頂いたのにご一緒できなくてすみません。
    今度は時間空けておきます!

    ある医師の方で、この方は鍼灸を本格的に病院でも取り入れようと計画していたそうなんです。(かなりの大病院。。。)
    しかし「鍼灸っていろんな流派があって見解が統一されていないんだね。思っていたほどスムーズには進めそうにないよ」とおっしゃっていました。
    鍼灸にとってもの凄いチャンスを、そこで引っかかってしもたかぁという気もしています。
    教育現場では統一された見解、教材で教育を受けられる方がいいかなぁとも思う反面、中韓の臨床現場については私は疎いのですが、結局日本の場合、各臨床現場では統一されることはないだろうなぁという気もします。
    またそれはそれで味だしなぁという思いもあります。
    カチッと型を作ることで失われる柔軟性と、見解を統一できないことによる無法地帯化。
    現代における苦しい現状から、老中医を中心に現代中医学としてまとめた人達の偉大さを心から讃える反面、東洋医学者の本来の姿はどうあるべきかと、日々考えさせられます。

    • seimei-in より:

      西野君

      コメントありがとう!!\(^o^)/
      京都はまた今度行こう☆

      まあこれは医学だからね。
      世界中、誰にでも理解できる基礎理論については、キチッとしたものを作らないと、
      ”ワケ分からん”とか、”怪しい”という評価は免れません。

      でも日本政府は国を挙げた東洋医学の標準化はやらない訳だから、
      一番グローバルスタンダードにふさわしいであろう中医学をベースに、
      40年前からせっせと基礎理論を作っていった蓮風先生は賢いと思いますね。

      これからますます国際化は進みますからねえ。
      外国から見て、日本の鍼灸がどう見えるか。
      全てが白日の下にさらされる日は近いですね。

      そういう時に恥ずかしくない治療をやってないとね。(^^♪

  2. 西野雅也 より:

    竹下先生
    返信ありがとうございます。

    まずは標準化されることが医学としては基本なんでしょうね。
    一人で120点取るより、みんなが60点取れる方がまずは先決ということでしょうかね。
    であれば、現役の鍼灸師も含め、簡単に取れてしまう鍼灸師という資格自体を壊すくらいのところからやらないといけないでしょうけど、そこまでして日本の鍼灸を医学、医療として高めようとするほど国や国民の関心は高くない現状を考えると現実的ではないし、むしろ美容鍼灸の方がブームもあって関心も高くて、そっちが前面に出てきそうな勢いですもんね!
    私は美容鍼灸はやってませんが、美容鍼灸もありやろうなとは思ってます。
    それで誰かが幸せになってるなら。
    そのうち、北辰会方式を修めなければ鍼灸師とは認めない!くらい誰か言い出しそうですね(笑)

    • seimei-in より:

      西野君

      >北辰会方式を修めなければ鍼灸師とは認めない!くらい誰か言い出しそうですね(笑)

      はは(笑)
      それはさすがにないんじゃない・・・?
      あったとしても通らない主張だしね。

      あと、個人が現場でどういう形で勝負するか、という問題と、東洋医学の世界基準の創成、
      それに関する日本としての立場、態度という問題は、別の問題なんですね。

      正直、両方ともイケてない感じがします。(苦笑)

      • 西野雅也 より:

        竹下先生
        返信ありがとうございます。
        何度もコメントを送ってすみません(^^;)
        ご迷惑な時は放置しておいて下さいね!

        >個人が現場でどういう形で勝負するか、という問題と、東洋医学の世界基準の創成、
        それに関する日本としての立場、態度という問題は、別の問題。。。
        これが聞けて私は勝手にスッキリさせて頂きました(笑)
        それでいいんじゃないかなぁと思いながらも、
        それぞれの団体が覇権を争うような活動に終始すれば、
        くだらん世界になっていくよなぁと思ってまして。

        個人の現場でも、大志を抱く人が鍼灸師には少ないんでしょうかね。
        いろんな意味で夢を抱かせてくれるような鍼灸師がまだまだ少ないのかもしれませんね。

        • seimei-in より:

          西野君

          >何度もコメントを送ってすみません(^^;)

          いやいや、たまにしかコメント来ないんで、全然OK!(爆)

          >個人の現場でも、大志を抱く人が鍼灸師には少ないんでしょうかね。

          そこですね、非常に大きな問題だと思います。
          鍼灸だの柔整だのの免許取って、白衣着て、保険で一回数百円の慰安マッサージしながら、先生先生と呼ばれる・・・。
          それでもそれなりに飯が食える・・・。
          そこで満足してしまう人が、あまりにも多いのだと思います。

          >夢を抱かせてくれるような鍼灸師

          そうね、頑張らないとね。(笑)

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