東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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補瀉 18

2016.02.28

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これまでのお話・・・

 

 

補瀉 1 補瀉の定義と『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の補法 

補瀉 2 『黄帝内経素問』調経論(62)の補法

補瀉 3 『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の補法

補瀉 4 『黄帝内経霊枢』官能萹(7)の補法

補瀉 5 『黄帝内経霊枢』邪客萹(71)の補法

補瀉 6 『黄帝内経霊枢』小鍼解篇(3)の補法

補瀉 7 『黄帝内経霊枢』邪気蔵府病形篇(4)の補法

補瀉 8  『黄帝内経素問』刺志論(53)の補法

補瀉 9  『黄帝内経霊枢』終始萹(9)の瀉法

補瀉 10 『黄帝内経霊枢』小鍼解萹(3)の瀉法

補瀉 11 『黄帝内経素問』八正神明論(26)の瀉法

補瀉 12 『黄帝内経素問』調経論(62)の瀉法

補瀉 13 『黄帝内経素問』刺志論(53)の瀉法

補瀉 14 『黄帝内経素問』離合真邪論(27)の瀉法

補瀉 15 『黄帝内経』の補法まとめ

補瀉 16 『黄帝内経』の瀉法まとめ

補瀉 17 『難経』71難における補瀉          参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『難経』76難における補瀉

 

 

この76難にさらっと書かれていることは非常に重要なので、何回かに分けて書きます。

 

 

まず、76難に、

 

「當補之時.從衞取氣.當瀉之時.從榮置氣.」

 

と、出てきます。

 

 

これを訳しますと、

 

「補法をする時は、浅い部分の衛気を集める。瀉法する時は、深い部分の営気を散らす。」

 

となります。

 

 

ここも、これまでにも述べてきた、「深浅の補瀉」にも通じる考え方です。

 

 

浅い部分を流れる衛気というのは、水蒸気のようなもの、深い部分を流れる営気というのは、水(お湯)のようなもの、と考えたら分かりやすいと思います。

 

 

 浅い部分にフワーッと流れている衛気を、鍼で誘導して集め、結果的にお湯と化して、流すのが補法、水の様に沈殿、沈滞した邪気を動かして、

 

水蒸気の様に散ってもらう、それによって動きを与える、これが瀉法です。

 

 

 

続く

 

 

 

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