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「病識」という言葉

2010.11.27

皆さん、「病識(びょうしき)」という言葉、ご存知でしょうか。

 


参考にwiki

 


要するに、

「自分が”病的な状態”であるということを自覚していること」

と考えていいと思います。

 



これはよく、現代医学の、精神科、あるいは内科領域でしばしば問題になる用語だそうです。

 


とりわけ、アルコール依存統合失調症などの病気の際に、よくこの用語が問題になります。

 


自分がアルコール依存統合失調症に該当する状態になっていても、その自覚が患者さん自身にない。

 


患者さん本人としては、自分のことをいたって健康だと思っている。

 


そういう時、

”病識がない”

と考え、問題視し、治療の第一歩は、

”病識を持つこと”

と考えたりすることがあるようです。


・・・まずは、自分が健康でない、ということを理解するところが治療の始まり、と考えると、コレは何も西洋医学に限ったことではなく、

 

我々が普段診ている患者さん達でも、当てはまるケースは大いにあるように思います。

 


例えば、ある患者さんは、仕事に追われ、あくせくあくせく働いているうちに、それが当たり前になってしまった。

 


当然食生活、睡眠時間はメチャクチャ、運動は全くしてない、ストレスは常に感じている。

 


そういう人が、たまたま腰が痛くなったので、紹介されて鍼灸院に来た。

 


診てみると、とても1回や2回の治療で立て直せるような体の状態ではない。

 


しかし本人としては「病識」がないため、すぐ簡単に治ると思っている。


・・・こういうケース、実際に、たまにあります。

 


こういう場合に、患者さんを極力ビックリ(動揺)させないように、何がどうよくないか、そしてそれはどうすればよくなるか、という話を、

患者さんの納得を得ながら進めるのは、なかなか難しいことです。

 


こういうケースは、特に、20代、30代の若い患者さんに多いように思います。

 


確かに、あまりにも自分の体のことを気にし過ぎて、いつも不安がってばっかりいるのも問題です。

 


しかし、自分の健康を過信し過ぎて、突っ走った結果、手遅れ状態になってしまった。

 


それから慌てても、最悪、

”時すでに遅し”

になってしまっている場合さえあります。



・・・忙しく働くのも結構だけれども、たまには自分の体を冷静に見つめなおし、確かな「病識」を持つことは、

”未病を治す”

ことに直結します。


「病識」、軽んじてはいけないと思います。

 

 




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