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前回のお話・・・
前回、「心包の臓」のカタチを、画像でお見せしました。
まずはちょっとそれを補足します。
↑↑この図をみると、「心包(しんぽう)」ではなく、「心包絡(しんぽうらく)」と書いてあります。
・・・この「絡」という字が、東洋医学では非常に重要です。
「絡」という漢字は”絡む”、”絡みつく”という意味であり、ここから、東洋医学においては
”ある形のハッキリとしたものに絡みつく、複雑な形を持った存在”
と理解することも出来ますし、
”ある概念のハッキリしたもの同士の間をつなぐ、不明瞭で複雑怪奇な存在”
と理解することも出来ます。
このような考え方から、東洋医学の有名な古典では「心包」は、”名前はあるけど形はないもの”と説明されていたりします。
(『難経』25難)
・・・つまり、
「心包の臓」とは、「心の臓」にモヤモヤと絡みついて、形はハッキリしないが、働きはあるものである
という認識なのです。
だから、「心包の臓」と「心の臓」は二つで一つ、六臓六腑とは言わずに、五臓六腑というのだ、というお話を、前回したワケです。
で、今回は、ではそれが実際に何をしているのか、というお話です。
☆「心包の臓」の仕事
「心包の臓」のお仕事、それは、簡単に言うと、「心の臓」をお守りすること、です。
「心の臓」シリーズで述べたように、「心の臓」というのは、五臓六腑の中では”君主”、つまり王様であります。
東洋医学ではこのように、体を国家に例え、五臓六腑をそれぞれ役人に例えることがあります。
(当時の医学を学ぶ人々にとって、この表現が非常に分かりやすかったからでしょう。)
ですので、君主(王様)である「心の臓」自体が病になっては大変です。
国家(全身)がメチャメチャになります。
だから「心の臓」には他の臓腑と違い、「心包」という専属のガードマンが付いている、という風に考えます。
・・・しかも「肺の臓」シリーズで述べたように、「心の臓」には「肺の臓」という、働き自体を直接サポートしている宰相(大臣)的存在もおります。
さらには、「心・心包・肺の三臓」は、人体を”上・中・下”と、横に3つに区切った場合の”上”の位置にありまして、東洋医学ではここのことを「上焦(じょうしょう)」と呼びますが、
”上焦”と”中焦”の間には”膈(かく)”という分厚い膜が存在し、”中焦”以下の食べ物の残りカスの汚れて濁った気が入らないように、さらに厳重にガードされています。
(膈については「心」って何ですか?(その2)参照)
だから東洋医学ではよっぽどじゃないと、この「心の臓」には邪気が入りこむことは出来ないのだ~!という風に考えられています。
次回に続く
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院長先生、こんばんは。
心包の臓の絵と、
「モヤモヤと絡みついて、形はハッキリしない」
という説明を読んで、気になったことがあるので質問させていただきます。
昨年、精神的な不調と忙しさが重なり、身体的にもひどい不調に陥りました。
いろいろな病院をめぐっても原因不明だったので、
最終的には鍼に行ったのですが(清明院さんではありませんm(_ _)m)、
その直接のきっかけは下記の恐怖&不思議体験でした。
ある日突然、胸の真ん中に冷たい液体がぐるぐるめぐっているのを感じました。
と同時に、ずーんと胸の真ん中が重く感じられて立っていられなくなり、
床に手とひざをつきました。
反射的に手がのび、胸の前をさっとなぜたあと、手の平を見ることになりました。
そうしたら、なんか黒いもやもやした気体みたいなものがみえたんです・・・ものすごく怖かったです。もう私死んじゃうのかも、と本気で思いました。
これって、なにか心包に関係があるのでしょうか??
まったくの勘違いかもしれないのですが。。。
ちなみにいまは元気です!
鍼ってすごいよー!と思っております^^
ましろさん
コメント、ありがとうございます!!
> これって、なにか心包に関係があるのでしょうか??
「胸の真ん中」と、「掌の真ん中」というキーワードからは、「心包」が関係するかもしれない、という予測は付きますが、それだけをもって断定することはしませんし出来ません。
詳しくは、ましろさんがおかかりの鍼の先生に伺ってみることをお勧めします。
お力になれず、申し訳ありません。
お返事ありがとうございますm(_ _)m
あまりにオカルト的なできごとに感じ、これまであの経験を誰にも伝えられずにおりました。
院長先生の記事のおかげで、一歩踏み出すことができました。
東洋医学では「見えないはずのものが見える」ということも、ありえることとして扱うのでしょうか。
ましろさん
> 院長先生の記事のおかげで、一歩踏み出すことができました。
そうでしたか!思いがけずいい方向に事が動いたようで、よかったです!(笑)
> 東洋医学では「見えないはずのものが見える」ということも、ありえることとして扱うのでしょうか。
東洋医学が言う「気」というものも、場合によっては目にみえないものとして扱いますので、我々はそもそも「目にみえない世界」というものを否定する立場ではないです。
(ただ、これをあまり言うと、すぐに過剰に反応されて、オカルトだ、非科学だと言われるので、あまり言いたくないんですけどネ。)
しかしながら、普通は見えないはずのものが見える、というのは、正常ではありません。
そういう方のお体を調べると、何か異常があることが多く、それを鍼で是正すると、体調の改善とともに、そういったものがみえなくなった、というケースも、実際に経験したことがあります。