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鼻血の色々

2013.03.08

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sick_hanadi

 

 

漫画『ドラゴンボール』に、”亀仙人”というキャラが出てきます。

 

彼は、セクシーなお姉さんをみると、Hな想像をして、興奮して、鼻血が数十センチも噴き出します。




この鼻血は、東洋医学的に考えた場合、病気でしょうか。

 


生理現象でしょうか。

 



今日はそんなお話です。(笑)

 


鼻血は、東洋医学では「鼻衄(びじく)」、「鼻出血(びしゅっけつ)」と呼んでいます。

 


これは実は、病的なものと、生理的なものがあります。

 


「生理的なもの」とはどういうものかというと、カゼが治る時に出る鼻血です。

 



ある種のカゼを引いて、治る時には、汗が出て治ります。

 



カゼが治る時、バアーッと発汗して、熱が下がり、楽になった経験は、多くの人があるでしょう。

 



しかし、治る方向には向かっているけど、何らかの原因で汗が出せない場合に、汗の代わりに鼻血が出て、カゼが治るというケースがあります。

 


これが、生理的な鼻血です。

 



これを、東洋医学では「紅(あか)い汗」と書いて「紅汗(こうかん)」と言います。

 


それ以外の場合は、基本的には鼻血は病理現象なのでありますが、一概に全ての鼻血が悪とは言えません。

 



鼻の粘膜よりももっと深い部分、つまり体内、とりわけ脳内で出血するよりは、鼻からの出血で体外に出てくれた方がマシ、という側面があるからです。

 



鼻血と脳出血とを同列に語るナ、と怒られそうですけれども、東洋医学的な考え方では、実際そうなんだから仕方ない。

 


冒頭の亀仙人の例なんかは、興奮して気血が上焦に突き上げた結果、体外に向かって余分な血が吹き出し、しかもそのあとにフラフラになったり、

 

倒れたりしないワケですから、まあそれほど心配ない鼻血であるワケです。

 


急に鼻血が出ると、患者さんは驚きます。

 



同じように、尿に血が混じる、便に血が混じる、月経血がやたらに多い、こういうことがあると、患者さんはビックリして、不安になります。

 



当然です。

 



しかし、これらの現象は、生体の自浄作用によって、出やすい場所から、滞った血を出血させることで、生体の動的平衡を保ってくれている場合があるのです。

 


だから、「出血=悪」という発想で、出血したら即止めろ、無理にでも止めろ、という発想は、危険な場合があるのです。

 



場合によっては、出血を無理に止めた結果、東洋医学的には病が「悪化」「深化」してしまう場合もあるのです。

 


また一方で、なかなか止まらない出血というのは、東洋医学的に言っても、西洋医学的に言っても、非常に難治な、命に関わるような病気のサインの場合もあります。

 



患者さんがおっしゃる、「出血」という症状に出会ったら、よくよく注意して、問診しなければなりません。

 




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この記事に関するコメント

“鼻血の色々” への2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    最近、すごく短い時間ですが、どばだと鼻血が出ました。
    でも、出血後頭がスッキリして先ほどより呼吸が楽になってのです。
    首も楽になったような。
    特に貧血っぽくなったとかそう言ったことはないです。
    全体的にスッキリ。
    先生の記述の内容と同じと思って良いのでしょうか?

    • seimei-in より:

      匿名様

      コメントありがとうございます。

      そうですね、そういう場合だと、心配ないものも多いように思いますが、
      実際に診てみないと何とも申し上げられないところはあります。

      あまり続くようでしたら一度ご相談ください。

      清明院 竹下

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