東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「気」の字解き 4

2014.08.07

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これまでのお話

「気」の字解き 
「気」の字解き 2 
「気」の字解き 3
    参照

 


では続き行きます!

 


今日も白川静先生『字訓』からいきます。

 


1.香を感じることを”きく”というが、”きく”は「氣」を活用して動詞化したものと思われる。

2.「香」と「気」はもともと同語であったと思われる。

3.「酒(き)」もその系統の語であろう。

4.『説文解字(※)』の「鼻」という文字の解説から、「气を引く」ということが”嗅ぐ”という行為であると説明している。

 


・・・だそうです。

(※説文解字(せつもんかいじ)とは、世界最古の部首別漢字字典のこと。)

 


・・・いやー、面白いこと言いますねー。

 



白川先生は。

 



香りと気の関係を、こういう観点で説明されると、僕としては好きになっちゃいますな。(笑)

 



嗅覚というのは視覚や聴覚といった、人間の特殊感覚の中でも、極めて重要です。

 



最近では、お香を使って嗅覚にアプローチすることが、西洋医学のリハビリの分野でも注目されているようです。

 



こういう話も、メチャクチャ面白いんで、そのうち致しましょう。

 



因みに清明院でも、診療中はお香を焚いております。


清明院のお香 参照

(因みに、重症の呼吸器疾患の患者さんが見えている時は焚きませんよ!念のため。)

 

 


しかも「氣」「酒」とも同系統の文字とは。。。(笑)

 



白川最高。(∩´∀`)∩

 



・・・ただまあ、批判されることも多い先生なので、この先生の話は、冷静に聞かなければなりませんがね。(苦笑)

 




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