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これまでのお話し
参照
さて、続きいきましょう。
1.煩渇吐逆腹脹(はんかつとぎゃくふくちょう)
黄疸煩渇、吐逆腹脹+不眠、煩躁熱渇するものは2、3日で死す。
(浅田宗伯(1815-1894)『先哲医話』に福井楓亭(1725-1792)の言として紹介)
2.凸臍移動臍(とつさい いどうさい)
水腫で腹滿し、凸出するもの、臍を按じて、あちらこちらに移動するもの
(原南陽(1753-1820)『叢桂亭医事小言』)
水腫の腹、按じて臍が左右に移動するもの
(畑金鷄(1767-1809)『金鷄医談』)
1.の黄疸+煩渇、吐逆不眠+煩渇は、何度か診たことがありますが、実に可哀想な状態です。
鍼しても、薬入れても、まさに焼け石に水、といった感じで、非常にキツイ思い出がよみがえりますね。
でも、鍼して、その場だけでもスーッと一時的にでも楽になる感覚は、亡くなる寸前の患者さんにとって、大きな救いになるのはなるようです。
まるで神仏にでも拝むかのようにして、感謝して頂いたことを、今でも鮮明に覚えています。
2.の臍の位置が不安定になるパターンも、たまに診ますが、これに関しても、最近、(一社)北辰会の奥村裕一先生が最近の研究論文で深く掘り下げて下さいました。
(「江戸期鍼灸諸流派における膏之原・肓之原ー膈膜・募原・心包・三焦との関わりー」2016『伝統鍼灸』43巻1号、および「日本鍼灸古流派の研究―腹診および腹部刺鍼を中心として―」1997『全日本鍼灸学会雑誌』47巻4号)
奥村先生の論文は短い文章の中に、圧倒的な研究量、知識量が凝縮されています。
何度も何度も読んで、少しづつ理解しましょう。
また(一社)北辰会では、約40年前の発足以前より、江戸期の夢分流の腹診を参考に、臍には非常に注目しており、以前の蓮風先生の症例でも、
事故で意識不明になった患者さんを、臍の際に鍼をして蘇生させた話を聞いたことがあります。
生命予後に関わるような重症疾患や、ここ一番の時に臍周を使う印象がありますね。
・・・まあ、人間も、胎児のうちは臍から栄養を受ける。
人間を果物に例えれば、蔕(ヘタ)のようなものです。
出生後も、西洋医学的に、解剖学的に何もないから、そこには何もない、とは考えません。
逆証の患者でなくても、臍が浅いか深いか、歪んでいないか、臍周囲の色や緊張や膨隆の具合などはどうか、これらは東洋医学に非常に大事な所見です。
続く
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