東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「泣く」とはどういうことか(その2)

2010.04.10

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前回のお話・・・

「泣く」とはどういうことか(その1)


昨日は全然中途半端で終わっちゃいました…。


すいません<m(__)m>

 


昨日の話では、「涙」「目」から出るもので、東洋医学的には「目」には五臓の中の「肝」が深く関わるよ、というところまでお話ししました。

 


では「肝」以外の4臓6腑は関わらないのかというと、関わります。

 


しかしその中でも、「肝」”特に”関わる、ということです。

 


東洋医学においても「目」というのは、当然「外界のものを見る」という機能がついてます。

 


その機能を果たすためには、当然「栄養」が必要ですよね。

 


その栄養分のことを「血(けつ)」と言います。

 


西洋医学のいう「血液=blood」とはこれまた意味が違いますよ!

 

 

混同しないように!

 

(笑・・・しねえか。)

 


「血」というのは、もちろん全身を栄養しますが、特に「目」の働きにおいては主役です。

 


目の他にも筋、髪、爪などを特に栄養します。

 

 

故にこれらの部位の状態を診ることで、「血」の状態に見当がつきます。

 


目がよくかすんで、筋肉がつり、髪はパサパサ、爪はもろい、なんていう患者さんがいたら、東洋医学では真っ先に「血」が少ない病、

 

「血虚(けっきょ)」という状態を考えます。

 


・・・まあそれはともかく、その「血」をたくさん溜めていて、必要に応じて全身に配分し、過不足のないように調節しているのが、「肝」という臓になります。

 


だから、「目」「肝」は、「血」というものを介して、深く関わっている、と考えます。

 


しかもこの「肝」という臓は、「血」を溜めていて、配分調節をやりながら、なおかつ「気」の巡りをも調節しています。

 


東洋医学では「気」と「血」の両者をセットで

「気血(きけつ)」

と称し、この「気血」の巡りが全身くまなく、バランスよければ健康、滞りや場所によっての過不足があれば病気、と考えます。

 


「肝」はまさにその気血の巡りのバランス調節の要、と言えます。

 


さて、説明が長くなりましたが、そのことと泣くことに、一体どんな関係があるんでしょうか。

 


それは次回。(笑)

 



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この記事に関するコメント

“「泣く」とはどういうことか(その2)” への2件のフィードバック

  1. ぷらら より:

    清明院2分の1周年おめでとございます~

  2. いんちょう より:

    ぷららさん
    いつもコメントありがとうございます
    > 清明院2分の1周年おめでとございます~
    ありがとうございます!!時が経つのはホントに早いです・・・。今後とも清明院をよろしくお願いいたします。

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