東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「肺胃不和」という証 6

2018.08.26

dsc_25997817578423251595289.jpg

 

 

 

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ 

 

「エキテン」清明院サイト

 

  ↑↑↑        ↑↑↑
こちらを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

これまでのお話

 

「肺胃不和」という証 

「肺胃不和」という証 2 

「肺胃不和」という証 3

「肺胃不和」という証 4  参照

 

 

 

◆「胃の和降」って何じゃい??

 

 

前回までで、東洋医学固有の「肺の臓」というものの重要な生理作用の一つである「宣発・粛降」について、ごく簡単に説明を加えました。

 

 

今日は「胃の腑」の重要な生理作用である「和降」について、少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

「胃の腑」についても、かつて書きました。

 

「胃」って何ですか?(その10)   参照

 

 

以前書いた際に強調したのは、「胃の腑」は隣接する「脾の臓」とワンユニットになって、生理作用を発揮しているということで、脾の臓の重要な生理作用である「昇清」に対して、

 

「胃の腑」「和降」ということで、全身の気機の、上下のバランサーが脾胃なのだ、というお話をしました。

 

「脾」って何ですか?(その9)   参照

 

 

脾は挙げて、胃は下げる。

 

 

こうやって全身の気機の上下のバランスを、ほど良く調えている訳です。

 

 

・・・で、下げるは下げるでも、肺の臓のように「粛降」と言わずに「和降」あるいは「通降」あるいは脾の昇清に対して「降濁」という言い方をします。

 

 

「和」にしても「通」にしても、胃の腑のこの働きで重要なのは、”滞りなく降ろす”ということです。

 

 

口から入ってきた飲食物を、まずは受納し、腐熟(消化)し、重要な「水穀の精微(気血水の元)」を取り出し(吸収)、脾の臓はそれを上焦に持ち上げ、

 

胃の腑は残渣物を腸(小腸の腑、大腸の腑)に降ろしていくのです。

 

 

この、胃の腑の重要な働きがうまくいかなくなった病機を「胃失和降」と呼んでいます。

 

 

そしてこの、”滞りなく降ろす”働きを上(上焦)から支えてくれているのが、肺の臓の「粛降作用」である訳です。

 

(逆もまたしかりですが)

 

 

そして、あらゆる原因で、

 

1.肺の臓からの粛降の援助が得られなくなって、胃の腑の和降の働きが果たせなくなっているもの、

 

2.胃の腑からの和降の援助が得られなくなって、肺の臓の粛降の働きが果たせなくなっているもの

 

を、「肺胃不和」と呼んでいるのです。

 

 

 

続く

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらをそれぞれ1クリックお願いします!!

 

 

 

   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 

「エキテン」清明院サイト

 

 

清明院オフィシャルサイト

 

 

清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

関連記事: 脾・胃肺・大腸「肺胃不和」に関して

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿