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「トポロジー(位相幾何学)」について(その6)

2011.05.04

 

 

 

 

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これまでのお話・・・


「トポロジー(位相幾何学)」について

「トポロジー(位相幾何学)」について(その2)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その3)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その4)
「トポロジー(位相幾何学)」について(その5)


 

「トポロジー」という考え方は、非常におもしろくて、なおかつ東洋医学の考え方と似ている感じもあって、書いていたら長くなっちゃったんですが、


あまり突っ込んでいってもどんどん難しくなっていっちゃって手に負えなくなるんで(苦笑)、ここらで一旦まとめます。

 



またそのうち、「フラクタル」「メビウスのリング」「ホロニック」「クラインの壺」などという、トポロジーから派生する、興味深い概念について、もっと突っ込んで書いてみたいと思います。

 




・・・ここまでのお話の中で、「トポロジー」という考え方は、


一見関係ない2つの対象を、「同じもの」ととらえることが出来る。


ものの座標軸を自由に変えることが出来る。


未知のもの(例えば宇宙)の存在のありよう、本質を考えるのに有用


「ミクロ」と「マクロ」の関連性(調和)を考えるのに有用


という風に考えることが出来るように思えます。

 




東洋医学では、人体に12の主要な気のルート(経絡:けいらく)と、8の補助ルート(奇経:きけい)がある、と考えております。


カテゴリ「経絡(十二正経)」 

カテゴリ「経絡(奇経八脈)」   参照


 

それらが、「上下」「左右」「前後」の6つで分けられる、空間物体としての人体の中を縦横無尽に巡り、隅々まで「気」を行きわたらせ、平常状態を保っている、と考えられています。

 



ここでふと、なぜ主要ルートが12なのか、補助ルートが8なのか、という疑問がわきます。

 



古典には、主要ルート(十二正経)については、古代中国の主要な大河川が12あり、それを人体に重ねた、という説明があります。


(『黄帝内経霊枢』経水篇(12)です。)

 



補助ルート(奇経八脈)については説明はありませんが、「八」という数字自体が空間の広がり(八方向:東西南北+四隅)を示すことから、考えだされたのかもしれません。

 


これらの発想も、実にトポロジー的です。


 

大自然の姿を、そのまま人体に重ね合わせて、それを現実の臨床と突合しながら考究したんですね。

 



また、実際の治療においても、東洋医学では、「上の病を下で治す」とか、「右の病を左で治す」とか、「前の病を後ろで治す」という言葉(考え方)があります。

 




また、上下のアンバランスを治すために左右のアンバランスを調整する(その逆もしかり)、という考え方もあります。

 



こういう、座標軸の転換も、実にトポロジー的です。

 



・・・まあ、歴史的に考えたら、東洋医学がトポロジー的なのではなく、、トポロジーが東洋医学的なんですよね。(笑)

 



こういう考え方を、数千年前からすでに当たり前にやっていた、ということです。

 



その考え方に準じて治療をすると、単純に効くからです。

 



「陰陽論」というのは大変な知恵なんです。

 



最近の量子力学やら、宇宙物理学なんかの最新知見の内容に近いことが、実は東洋哲学の古典にはすでに書いてあったりすることがあるようです。

 



・・・こういうの、おもしろいですねえ。

 



人間の考えることなんていうのは、何千年経っても実はそんなに大きな進歩はないのかもしれませんね。

 



参考図書  『トポロジーの発想』川久保勝夫 講談社ブルーバックス


 

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