東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「紅汗」について考えてみましょう。5

2017.12.04

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前回のお話

 

「紅汗」について考えてみましょう。  参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『宋本傷寒論』の「辨陽明病脉證并治第八.」の条文

 

 

ここに、

 

「陽明病.口燥但欲漱水.不欲嚥者.此必衄.」

 

と、出てきます。

 

 

簡単に訳しますと、

 

「陽明病にかかって、口が乾燥するけど、すすぐだけで飲みたがらないものは、鼻血が出るはずだ。」

 

と言っています。

 

 

「陽明病」というのは、カゼがちょっと深く入ってしまったやつのことを指し、

 

「胃家実是也(いかじつこれなり)」

 

という言葉で言い表されます。

 

 

陽明病というのは、胃腸の実証病変を言う、というほどの意味です。

 

 

そして陽明病というのは、浅い位置から深い位置まで、熱が籠ったような病変が非常に多いのが特徴です。

 

 

胃腸の実熱を、深さに応じて上手に治療するのが、陽明病の治療の眼目でしょう。

 

 

この条文の場合は、口が乾くけど飲みたがらないということは、熱が胃の腑に籠ったわけではなくて、もっと上の部位の、陽明胃経の経絡上に籠ったことを示唆しています。

 

 

・・・で、内熱によって血脈が内から破けて、出血すると。

 

 

だからこれは「陽明病の変証」であり、熱が籠っている部位を特定し、綺麗に清熱しないといけません。

 

 

「太陽病」の時のように、単純に治る兆しとは考えない方がいいでしょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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