東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「翳す」意味 ④

2017.09.23

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これまでのお話

 

「翳す」意味 ①

「翳す」意味 ②

「翳す」意味 ③   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

 

◆「翳」の字解き 続き

 

 

藤堂明保、諸橋徹次ときたら、次は当然白川静でしょ。(笑)

 

 

まずは『字通』から。

 

(これまでと重複するものは省きます。)

 

 

1.声符は殹(エイ)、殹は呪矢を打って病を払う呪儀。羽にも呪飾の意味がある。

 

2.くもり

 

3.かすむ

 

 

・・・なるほど、呪いか。。。

 

 

くもり、かすむというのも興味深い。

 

 

次に『字統』

 

1.神事的な舞具として、羽を翳して舞うこと。

(羽には呪力があって、邪悪を払う。)

 

 

次に『字訓』

 

1.同上の内容が書かれているが、「かざす」ということは、本来辟邪のための呪的な行為であった。

 

 

・・・とあります。(笑)

 

 

いよいよ、辟邪のためのお呪いですよ、「かざす」という行為は。

 

 

現代でこんなこと言ったら「トンデモヤロー」の烙印を押されますね。(*‘∀‘)

 

 

でも、そういう側面があるという字義的な事実は、別に否定するもんじゃないし、一定の参考にはなります。

 

 

 

臨床現場では、患者さんの我々術者も、怪しかろうが何だろうが、効きゃあいい、というのがあります。

 

 

 

続く

 

 

 

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