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「易」を勉強する意味 2

2015.03.29

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前回のお話

「易」を勉強する意味 

 


では続きいきます!



今日は、「易」が提示する、3つの真理について。


一つ目は「変易(へんえき)」


これは、全てのものは変化していく、という考え方です。


ギリシャ哲学のヘラクレイトス(万物は流転する)も、仏教の釈迦(諸行無常)も、似たようなことを言っておりますが、

易の場合は少し違います。


どう違うかというと、まず2つ目の「不易(ふえき)」


変化流転していくのだが、その中に不変のものがある、と説いたわけです。

(まあこれは、ヘラクレイトスも不変のものとして”ロゴス”を挙げていますが。)


そして「易」の言う、その不変のものこそが、3つ目の「簡易(かんえき)」、つまり単純なもの(法則性)であるということです。


この単純にして深遠な法則性が、「陰陽」である、という訳です。


ここで言う単純というのは浅薄という意味ではなくて、あらゆる複雑怪奇な事象を、単純明快な論理に純化したという意味での「単純」です。


これによって、あらゆる事象が、今後どうなるか、という未来予測が出来るようになります。


因果律(原因と結果)ですね。



だから、医学に応用が出来る、という訳です。



ここが「医易同源」と言われる所以ではないでしょうか。



それも、東洋医学的な「気」への働きかけということの背景が、いかに壮大なものであるか、ということに気づきます。


また当然ながら、「占い(占術)」にも応用可能になるわけですな。


陰陽については『黄帝内経』の中にあらゆる形で説かれていますが、その変化のメカニズム、原理については『易経』なんです。


であるからして、真の東洋医学の医者であろうと思うならば、「易学」をやらないわけにはいかない、となるのです。

 

 



中国漢代、張仲景『傷寒論』原序

陰陽に会通すれば、玄冥幽微にして変化極り難し」

「張仲景(ちょうちゅうけい)」という人物   参照


中国明代、張景岳『類経附翼 医易義』

陰陽は『内経』に備わるといえとも、変化は『周易』に大なるはなし」

「張景岳(ちょうけいがく)」という人物   参照


 

【参考文献】

 

『周易と中医学』楊力 医道の日本社

『易と人生哲学』安岡正篤 致知出版社

 

 

 


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