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前回のお話・・・
では、続きいきます。
前回書きませんでしたが、「刺絡鍼法」に関しては、「日本刺絡学会」という学術団体があり、この学会では盛んに、刺絡に関する教育、研究が行われております。
詳しくお知りになりたい方は、日本刺絡学会ホームページを参照して下さい。
・・・で、この「刺絡」という治療法に関する、僕なりの考え方。
まずこないだも言ったように、「瀉血」と「刺絡」では、その概念も手法も違います。
ここの理解は大事なことだし、たまに鍼灸師でも混同している人がいるので(苦笑)、繰り返します。
「瀉血」は、文字通り”血を流し出す”という意味で、輸血の逆で、血液を抜く(排出させる)のが目的です。
充血、うっ血している場所から直接だったり、場合によっては血液検査のように、静脈から直接血液を抜く場合もあります。
それに対して「刺絡」は、あくまでも”「血絡」と言われる経穴(反応点)に血液循環の改善を目的として刺鍼すること”が目的であり、
結果的にそこに鬱滞した静脈血が微量に出血する場合が多いので、もし出血した場合はキチッと絞って止血し、
刺鍼部位はキレイに消毒しましょ、というだけのことです。
要は、
カタくなってたり、熱を持ってたり、そういう悪い反応のある経穴に鍼をした。
↓
そしたら出血してしまったので、止血するまでしぼり、きれいにふき取り、消毒した。
というだけの話です。
普通のことです。
しかも、出血するといっても、ほんの数滴です。
なんら、問題の無い話です。
ちなみに、西洋医学と東洋医学では、そもそも「血液」というものに対する概念、認識すら違う、ということも忘れてはいけません。
「血」って何ですか?(その10) 参照
〇
この「刺絡」が、使うシーンによっては、絶大な効果を示します。
僕も実は以前は、「毎日」「ほぼ全患者さんに」やっていた時代があります。(苦笑)
「刺絡鍼法」が果たしてどれだけ有効なのか、どういう場合に使ったらいいのか、自分なりに理解したかったのでね。
まあ、結果的に、現在では、多くの先輩方が言うように、打撲や捻挫などのケガの時とか、ある種のカゼの初期なんかに、発熱してノドが腫れているような時とか、
あるいは逆にかなり重篤な、内臓の炎症性の疾患の時などに、応用しております。
ですので、基本的には、それほど多用はしませんが、たまに使うと、ビックリするような効果を示します。
魅力としては、その「即効性」「劇的な変化」でしょうかネ。
まあ、「どういう場合に」「どういう条件下でなら」刺絡を使った方が有効である、という学問(言わば”刺絡診断学”とも言えるもの)は、
実はまだそこまで確立されておらず、各々の臨床家が、古典理論に則って、とか、自身の経験則によって判断している、というのが現状です。
まず法整備をしたならば、今度は、かつて蓮風先生も指摘なさったように、「刺絡診断学」を確立しないといけない、という訳なのです。
ホントこの業界って、実は業界として、やること山積みなんです。
でも臨床家としては、臨床だけやってればいいんだけどもね。
・・・この辺が、なかなか話が進まない部分なんです。(苦笑)
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