東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんの声(20代女性 止まらない咳、嘔吐、精神的な不安定感、体のアンバランスなど)

2012.04.13

 

 

 

 

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久々に、「患者さまの声」をいただきましたので、紹介します!!


 

20代 女性


【症状】幼少から続く、止まらない発作性の咳、嘔吐、精神的な不安定感、体のアンバランスなど

 



清明院にお世話になり出したのは、2年前の2月でした。

症状は、何カ月も長引く、ひどい咳だったのですが、西洋薬も漢方薬も、吐いてしまうので、なかなかいい治療法に出会えず、行き着いた先が清明院でした。

一番驚いたこと。

なんと言っても、細か~いカルテと、長~い問診!

1時間以上も、自分の体について、人と話し合うことなど、今までなかったので、衝撃を受けました。

問診は、

「どうしてそんなことを聞くの!?」

ということも含めて、頭の先から足先まで、自分自身のことを知る時間でしたし、何より、今起きている症状(咳)が、

実は幼少期から何度も何度も繰り返し起きていて、それは、決まった季節に、決まった時間、条件で、似たような感情になっている時に起こっていると分かりました。

体について話している時間でしたが、不思議とその問診は、自分の病気を引き起こしている「心」の傾向を知るきっかけにもなり、

心と体があらためて繋がっていること、どのような症状も、体からの大事なサインなんだと気付くことが出来ました。

キモチをごまかして、慌ただしく生活していると見えなくなっていくものが、竹下院長のワイルドな質問と、どんなことを吐き出してもいいような(笑)包容力によって、

次第に、見えてくるというか、認められるようになってきました。

清明院の治療はとてもマイルドな刺激で、鍼を1、2本しか刺さないのに、まず、心がスーッと開くような状態になり、

その後、体がゆるんでくるのが分かります。

そして、咳が止まってくる、といった感じです。

もちろん、生活があまり忙しくなると、今でも若干の再発はあるのですが、初診の問診の中で、自分のくせを知ることが出来たので、

弱点の季節や環境の時には早めに清明院に行って、体の力を底上げしたりして、なんというか、今まで一人で耐えていた不調に、

二人三脚で対応できるようになった感覚があります。

早めに治療に行くようになって、今まで1カ月から半年も続いていた症状が、2、3回の治療で、通常まで回復します。

また、清明院でのミラクルの一つに、治療中に上あごが動いて、元の位置に戻っていくような感覚がありました。

咳を治療する過程で、顔や骨盤のゆがみが自然に治っていたり、嬉しい副産物がたくさんありました。

本来の自分から、かけ離れて生きていた証拠なんでしょうね。

こうやって、本来の自然な状態に戻ると、「心」が変わってきます。

私にとっての何よりの副産物はそのことだったと思います。

鍼は色んなことに効くけど、私が、人に清明院を紹介する時は、

「”心”に効くよ!」

ということを必ず伝えることにしています。

私自身が2年間通ってみて、そのことで身体が改善したと実感しているからです。

今は、不調が起きたら、まず自分と対話して、食事や生活を見直し、それでも変な時は、清明院で、先生のダジャレを聞きながら、心の回復に努めています。(笑)


 


【清明院からのコメント】


大変、嬉しいお言葉をいただきました。

これを読んで、最近の、ギャグ交じり(というかほぼギャグのみ)のやり取りから考えると、ここまで鍼の奥深い効果が正確に伝わっていたとは!と驚いております。

・・・この方の、初診予約の電話を、よく覚えています。

症状と名前を述べて、予約を入れながらも、咳がキツ過ぎて、何を言っているのか正直よく分からなかったのです。(笑)

待合室でカルテを記入している間も、何度も咳こみ、涙ぐみ、鼻もグシュグシュ、非常に辛そうでした。

・・・ですが、1時間以上キッチリと問診しました。

それは、別にイジめていたワケではなく、この患者さんからの

「本気で困っている、治りたい。治して欲しい。」

という気持ち(魂の叫び?)が伝わったからだし、この患者さんの現在の生活や、これまでの人生といった、大きな大きなバックボーンに、

この病の大きな原因があると直感したからです。

・・・で、実際にそうでした。

診察のあと、「腎虚(じんきょ)≧肝鬱気逆(かんうつきぎゃく)」と証を立て、一回の治療で咳は激減。

それ以来、すっかり鍼のトリコとなり、心も体も楽になられたようです。

初診の時と、表情が、笑顔が、全然違います。

もしあの初診の時、苦しそうだからと言ってすぐに横にならせて、鍼をし、咳のみを治めてすぐに帰していたら、上記のような「患者さまの声」はなかったでしょう。

現象としては「咳」であっても、その東洋医学的なメカニズム、その人のバックボーンをを理解してあげることが、いかに重要か。

体と心が繋がっているということに目を向けることが、いかに重要か。

あらためてそれを勉強させていただいた、貴重な症例だと思っています。


 


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