東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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ひとりごと

「忙殺(ぼうさつ)」という言葉

2011.06.07

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「忙殺(ぼうさつ)」という言葉・・・。聞いたことある方も多いと思います。な~んか、やーな響きですねえコレね・・・。要はこれ、忙し過ぎ、という意味なんですが、毎日患者さんを診ていると、まさに「忙殺」されている患者さんが多くいらっしゃいます。いくら若くたって、朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで働いて、土日も何かしてたら、体に不調が起こって当たり前です。それも、僕のように、好きと思えることをやっているならまだしも、嫌いな仕事を、嫌いな同僚や上司や後輩とやっているとなれば、肉体、精神ともに、あっという間にボロボロになりますよ・・・。コレ、当たり前です。初診の問診の際、まずそのことを患者さん本人がキチッと理解するまでに、けっこうな時間を要することがあります。(苦笑)・・・まあ、そういう人は自分の体力や精神力を過信している面があると思います。また、あきらめモードになってしまっている面もあるかと思います。人 ....

村言葉

2011.06.02

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「村言葉(むらことば)」という言い方があります。(辞書ひいても出てこないよ。)要はそのコミュニティーの人たちにしか分からない言葉のことです。また、ニュアンス的には、そのコミュニティーのちっぽけさに対する皮肉も込めたような言い方であります。・・・この「村言葉」が、実は我々鍼灸界には非常に多いように思います。つまり、「その流派の人にしか分からない言語表現の仕方」の横行です。あいつは流派がどこだからどうだとか、そういうことにばっかりこだわる人間は僕はあんまり好きじゃないんだけど、自分がよりよい治療を追求していく過程で、こういう「村言葉」の存在が邪魔になることがあります。例えばある流派の人たちが、ある患者さんやある病気について一生懸命、真剣に討議しているのを横で聞いていると、「ん?今のは何のことを言ってるんだろう・・・。」と思うことがあります。で、その意味を伺ってみると、「あー、なるほど、あれのこ ....

サピーン!

2011.05.27

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最近、院内にイイ感じの棚を置こうとたくらんでおります。清明院では、すでに本が置ききらなくなっております。(苦笑)どこに置こうかと、スケール(金属製の巻尺)を手に思考錯誤しております。こないだも、昼ご飯を食べた後に、ネットで棚のカタログを見ながら院内をウロウロ・・・。幅を計ろうと、スケールをシュルシュルッと出した瞬間。「サピーン!!」て感じで、僕の親指の内側にパックリ切れ目が・・・。久々の指の切り傷です。昔はこんなのしょっちゅうでしたが、今は職業柄、出来れば最も避けたいケガの一つです。・・・ですが、やっちゃったもんは仕方ありません。(笑)むしろ貴重な勉強のネタです。今回もマイナスを即座にプラスに転じさせていただきました。早速、切った部位に相当する経絡や、関連する経絡の重要なツボの反応を調べます。そして舌、脈、腹、顔面気色の変化、出血の程度と血液の色、すぐに遠隔部位に鍼をしてみて、痛み(ズキズ ....

タイミングの大事(その2)

2011.05.22

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前回のお話タイミングの大事では、どうやって抜くタイミング(置鍼する時間)を決めているのか、という問題です。以下に書くことはあくまでも「僕の場合は」という話です。念のため断わっておきますと、ここは、先生によって色々な考え方がある部分だと思いますので、必ずしも僕の考え方が全てではありませんので、あしからず。・・・実際の臨床では、2、3分から、場合によっては1時間ぐらい置鍼することがあります。(社)北辰会では基本として、肌のきめが細かい人は敏感で、野菜食中心の、頭脳労働者の人が多く、肌が分厚くてきめの粗いタイプの人は肉食中心で、肉体労働者の人が多く、前者に比べると相対的に鈍感である、と教わっています。ですので基本的には、前者の敏感な人には、最初からあまり長時間置鍼することはしません。せいぜい5~10分が限度だと思います。鍼の打ち方としても、ごく浅く打つことが多いです。この置鍼時間が長すぎたり、鍼 ....

タイミングの大事

2011.05.21

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本日は猛烈に忙しいので、気のきいたことは書けません・・・。(感謝合掌)・・・ですので、今日の臨床の最中に思ったことを。「鍼を抜くタイミング」についてです。これ、いつも思うけど、非常に大事なことと思います。清明院では、ほとんどの患者さんが一本鍼です。一本、鍼を打ったら、すぐに抜くか、何分かそのままにしておきます。後者の方法を、「置鍼(ちしん)」と言います。この「置鍼」ですが、治療がうまくいっていると、患者さんとしては、置鍼中は、まさに鍼を”置かれている”という感覚で、必要なところに必要な感覚が充満するような、何とも言えない、気持ちのいい感覚を感じます。具体的に言うと、冷えているところは温まってくるし、熱感があるような部分はスーッと冷えていくような感覚です。あるいは、ヘナヘナと力が入りにくい部分はグッと充実してきて、力み過ぎている部分はフワーッと緊張がゆるむ感じがするはずです。これがある程度緩 ....

うれしい

2011.05.08

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うれしいとき。皆さんはどんな時に感じますでしょうか。僕は毎日感じます。患者さんの不安顔が安心顔に変わったとき。鍼が思ったよりも効いたとき。なぜか発想がガッと走って、思いがけずよいアイデアが浮かんだとき。仕事でもプライベートでも、何かがトントン拍子にいったとき。ほめられたとき。なんかしてもらったとき。新しい知識、技術を得たとき。欲しかった本が届いたとき。うまい酒を飲んだとき。挙げてったらキリがないけど、要は上記を素直に「うれしい」と思えるかどうか、それを大事に出来るかどうか。上記の逆のような出来事を、どう処理するか。日常にある「うれしい」に大いに気付き、素直に喜び、ついには自分のまわりをもうれしがらせよう。なんだかんだ言って、結局はそれが一番よい。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!清明院に皆様のお力を!<m(__)m>↓↓清き1票を! ....

GWのありさま

2011.05.06

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清明院は本日の朝から気合い入れて診療再開しております!!!皆様はどのようなGWをお過ごしでしたでしょうか。私のGWのありさまは、例年通り、言うまでもなく「鍼三昧(あとお酒)」です。(笑)今回のGWは、初日は鎌倉の先輩の家にお邪魔させていただき、同業の先生方と呑みながら情報交換してきました!今回の震災で、実際に被災地に赴いて医療ボランティアを行った先生や、震災の時、仙台におられ、ケガはなかったものの現地で被災された先生もおられ、かなりリアルな、参考になるお話をうかがうことが出来ました。また、以前このブログにて紹介した、”国境なき鍼師団(AWB)”にも、もしかしたら新たな動きがあるかもしれない、という情報なんかも得ました。国境なき「鍼師」団!! 参照これについては、また何か報告できそうであれば報告いたします。そしてGW中盤は、地元群馬に帰り、ひたすらお酒・・・。その後、4日の夜には奈良に行き、 ....

足長おじさん

2011.05.03

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昨日、スーツがなぜ正装なのか?何でみんな着るのか?という素朴な疑問を投げかけました。すると、私の足長おじさんから早速、「それはね、・・・。」という内容のメールをいただきました。(笑)私にはこのように、何人かの心強い足長おじさんや、新興宗教の教祖がついております。(笑)以下に内容を簡単に紹介します。スーツが男の正装となった理由は、ほかの洋服に比べて、どんな男でも一番セクシーに美しくなるからだとフランスのファッション学の本に書いてありました。(たしか平凡社新書だったかな?)ただこれは白人男性にいえることで、有色人種にはどうかな、という疑問は残りますが・・・。スーツが開発されておよそ200年だそうです。それからこれに勝る男物服ができないんだそうです。そのアレンジはいろいろありますが、基本は同じです。西洋でもそれまでいろいろな男服がありました。フランシスコザビエルの肖像画のようなもの、ナポレオンの ....

スーツ

2011.05.02

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僕らの仕事というのは、「スーツ」というものをほとんど着ない。Tシャツの上に白衣で、ちゃんとした「仕事着」完成だ。新宿ビル街の近くでは、スーツを着ている人を多く見かける。僕はまだ、(社)北辰会の勉強会で講義することがあるからたまには着るけど、もしそれがなかったら、ほとんど着ないだろう。友達の結婚式に行くときぐらいなもんだ。今年は、6月に東洋鍼灸専門学校で講義しに行く予定が入ったので、新しくスーツでも買おうかと思って、探していた。・・・しかしこのスーツというもの、調べてみると大して機能性もない割に、高い。正直、値段ほどの実用性はないように思う。たまにゃ~いいかな、とは思うけど、毎日これだったら僕的にはおそらく無理だ。(苦笑)今回シャレで、生まれて初めて、スーツを作ってみた。下手に高いスーツを買うなら、安くても自分にあったモノを作った方が楽しいかな、と思ったからだ。実際、生地にこだわらなければ、 ....

とある新興宗教の教祖さまから・・・

2011.04.17

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先日、とある新興宗教の教祖さまから、このブログのとある記事について感想メールをいただきました。その宗教の名前は、「そうね」教。(笑)なんと信者は、その教祖たった一人です。(笑)その、大変徳の高い、立派な「そうね」教の教祖さまがありがたいお言葉を下さった記事は、「試験に落ちた」と嘆く人です。この記事の中で、試験に落ちて悲しみに打ちひしがれる患者さんに、僕が色々と考えて、何とかマイナスをプラスに転じようと、色々な言葉をかける、という場面が出てきます。教祖さまがお言葉を下さったのは、この部分です。「そういう場合、私なら、”そうね”、”そうね”と、ひたすら聞きにまわります。論理的に考えて、ポジティブな言葉をかけることが、必ずしも解決には繋がりません。」とのことです。また、「何とかしよう、という考え方自体は、極めて男性的な思考です。それだけでは解決しないこともあります。」・・・なるほど、確かにそうで ....

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