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昔、この業界に入ったころ、とある先輩からよく言われた言葉。


「竹下君、治療家にならなきゃダメだ、決して評論家になっちゃいけないよ。」


「これから色んな鍼灸師と出会うだろうけど、評論家の言うことは信じちゃダメだよ。その先生が評論家か、治療家か、ちゃんと見極めないと。」


「臨床のことを聞けば何でも教えてくれる、でもその先生の真似は出来ない、それがスゴイ先生だ。」


上記の言葉を聞かされていた頃から、10年以上たちました。


当時は、へえ～、そんなもんかなあ、と思って聞いていました。


スゴイ臨床家になりたい、という思いは、当時と全く変わっていません。


僕なんてまだまだですが、このままこの道をまっしぐら行くだけです。


〇


・・・まあー、これまで確かに出会いましたねえ・・・。


多くの「評論家」に。（苦笑）


（もちろんスゴイ「治療家」にもたくさん出会いましたが。）


たまに、同業者とか、同業者の卵と話してて思うことがあります。


「・・・うんうん、で、そう言うアンタはどうなの？それだけ言うだけのこと、自分は出来てんの？？」


と、突っ込みたくなる瞬間があります。


残念なことに、コレはけっこうなベテランの先生でも、たまにいます。


〇〇先生はどーのこーの、〇〇流はどーのこーの、と、したり顔で言う割に、自分は何もやってなかったりする、出来てなかったりする、

「なんだ、ただのひがみじゃねえか！（笑）」

とか、

「単なる礼儀知らずデスネ。」

とか、

「単なるわきまえてナシオですね。」

と言いたくなるような、「治療家」の皮をかぶった「評論家」・・・。


自分は何も残さない、残せないのに、本なり論文なり、治療院なり、弟子なり研究会なり、きちんと形に残した先生の立派な仕事を、


的外れに批判する、よく分からんさもしい神経・・・。


たいがい、ろくな仕事をしません。


そういう輩は。


この素晴らしい「鍼灸道」を一直線に行けばいいだけなのに・・・。


悔しいです。（涙）



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