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今日、とある患者さんから「重嬉しい（おもうれしい）」お言葉をいただきました。


その患者さんは、すでに５回ぐらい治療しているものの、症状に大きな変化はナシ・・・。


治療後はいい変化を見せるものの、すぐに元の状態に戻ってしまいます。

生活養生も、そこそこやって下さっています。


・・・となると、診断（弁証）そのものを見直さなくてはならない時です。


そりゃあ確かに、長年の辛い症状や、病院や他の医療機関にかかっても治らない症状が、鍼で劇的に治った！鍼ってすげえ！東洋医学ってすげえ！！


・・・という症例を経験することはよくあります。


清明院でも、そういう症例は何例もあります。

・・・しかし、中にはこのように、なかなか治ってくれなかったり、一進一退の状態が続いたり、治ったかと思うとまた再発したりと、


しつこいしつこい、いやらしい病があることも事実です。


まあ、ハナから患者さん自身が東洋医学や、鍼灸そのものを疑ってたりとか、半ばバカにしたような態度でかかっているような場合だとか、


自分の不養生や不摂生、こちらの指示、指導に対する無視などを完全に棚に上げて、文句ばっかり、不平不満ばっかりの患者さんは論外ですが、


こちらを信じて下さり、真剣に治療を受けておられる患者さんの治療がうまくいかないと、こちらとしても本当に申し訳ない気持ちになります。


「ごめん、俺がもっと上手ければ・・・。」


と、心の中でつぶやきながら、あれやこれやと頭をフル回転させながらやる訳です。


そんで今日、帰りがけにその患者さんに、


「何とか少しでも早くよくなるように、あれこれ考えながら全力でやらせてもらいますので、あきらめないでくださいね。」


と声をかけると、ちょっと意外そうに、


「？？・・・いやいや、先生のことを信じてますから、気長にお願いします。」


とのこと。


なんと、重嬉しい・・・。


「超全力で」頑張らせてもらいます。



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