東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「膀胱(ぼうこう)」って何ですか?

2011.02.18

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・・・さて、五臓六腑シリーズを再開したいと思います。

 


最近、奇経八脈の勉強をやっているせいか、どんどんマニアックな知識が入ってきてしまい、
このブログも話が逸れていってしまいそうになりますが、

 

やはりあくまでも「基本」が大事です!(笑)

 



「基本」あっての「応用」!


「基本」なくして「上達」なし!!


「一流の技」には「一流の基本」!!!

 


一生、そのスタンスを堅持していきたいと思っています。

 



コレは僕が北辰会で教わった、非常に大事なことの一つです。



ところで、一口に「基本」と言っても、色々あります。

 


理論の基本、技術の基本、仕事の基本、会話の基本、礼儀礼節の基本などなど・・・。

 


まあこのブログに書けるのは、せいぜい「理論の」基本ぐらいだけど、その方が一般の患者さんも理解しやすいし、僕自身の復習にもなるし、

 

東洋医学の普及啓蒙にもなるし、色々と都合がよいのです。



・・・さて、皆さんなじみの深い、というか、必ず聞いたことはあるであろうこの「膀胱」という内臓ですが、(膀胱炎とか膀胱癌とか・・・ネ。)

コレもやっぱり西洋医学と東洋医学では内容、概念が大きく異なります。

 


それについては、これから述べていくとして、まずはこないだまで書いていた、「腎の臓」との関係性を確認しておきたいと思います。

「腎」って何ですか?(その11) までの11話参照


 

東洋医学の言う「膀胱」というのは、「五臓六腑」の中の「腑」の一つです。

 


以前述べたように、「ある腑」には、それと最も関係の深い「臓」が存在します。

 


コレを一対で、「表裏する臓腑」とか、「表裏関係にある臓腑」と呼びます。

「表裏(ひょうり)」する臓腑 参照

 


東洋医学言う「膀胱の腑」と表裏の関係にあるのは「腎の臓」であります。

 


そしてこの2つの臓腑は、「排尿」という重大な生理イベントに際して、大きく関わっております。

 


ここら辺は大枠としては西洋医学ともオーバーラップする考え方だと思います。

 


西洋医学では、血液中の不要な成分を腎臓が濾し取って、その老廃物を尿管を通じて膀胱に一時的に溜めて、ある一定の量がたまると、神経を介して「尿意」が生じ、

 

腹圧と括約筋の協調作用でもって、正常な「排尿」というイベントが起こる、と考えます。

 


尿が作られるプロセスには、東西の医学の認識には大きな違いがあります。

 



・・・この辺のことを、これから何回かに分けて書いていきます。

 

 



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