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前回までのお話・・・
「肺」って何ですか?(その12)
「大腸」って何ですか?
「大腸」って何ですか?(その2)
「大腸」って何ですか?(その3)
・・・前回までで、
・「大腸の腑」のカタチ、
・飲食物が入ってから出ていくまでの通り道
について、あらかた述べました。
今回は、その「大腸の腑」の働きについて、です。
(今日の話は、苦手な人はごはん食べながら読まないでね。お通じの話を書きますので。(笑))
コレはですねー、「大腸」そのものに限って言えば、めちゃめちゃシンプルです!
・・・ただこれも、実際は様々な臓腑が大腸と関わって、働きを成立させているんです。
だから細かく言うとなかなか複雑で、一筋縄ではいかない場合もあります。
しかし、今日はつとめて簡単に述べてみたいと思います。
☆便をトイレに伝え導く
まず、メインの働きとして、当たり前ですがコレが重要です。
「大腸の腑」がこの働きを最大限発揮する上で欠かせないのが「肺の臓」の働きだよ、という話も、以前にしました。
「肺」って何ですか?(その11) 参照
コレがうまく出来ない状態が、いわゆる「便秘」ってやつです。
「便秘」が起こってくる原因というのも、実は様々なものがありますが、最終的には「大腸の腑」で大便を”伝え導く”ことが滞ったものを「便秘」と呼びます。
言うまでもなく、”導く”ってどこにかと言うと、”トイレに”です。(笑)
また、ただ単に伝え導いてる(素通りしてる)訳ではなくて、「小腸の腑」から送られてきた”ウンチのもと”に対して、「大腸の腑」も、何かをしているはずですよね?
・・・一体、何をしているんでしょう。
☆「大腸」と「お水」
飲食物というのは、お腹の中(脾胃)に入って来た時はすでに、ぐちゃぐちゃのドロドロになっています。
これは噛んで、唾液や飲み物と混ぜるからですよね?
この時点ではまだ、皆さんがよく知っている「大便」の姿とは全く違います。
それが、「脾胃」「小腸の腑」に、ぐんぐんと水分を吸収され、ついでに体内の不要なものとも混ざり合い、徐々に”あの”姿になっていく訳です。
ということは当然「大腸の腑」でも、最後の「使えるお水」を体内に取り込みます。
また、それと同時に、”ある程度”大腸そのものが潤ってないと、正常に便を下に送っていけない、という面があります。
大腸でお水を吸収し過ぎて、便がパサパサになっちゃったら、動かなくなっちゃうわけです。
これも「便秘」になりますね。
逆に大腸が潤い過ぎてビシャビシャになっちゃったり、うまくお水を吸収しきれなかったら、今度は「下痢」や「軟便」です。
ただ、先日言うように、「下痢」という現象は、一概に悪い現象とも言い切れない部分があります。
治療の後に下痢が出た! 参照
この、どれだけ水分を吸収するか、便の潤いの程度については、実は「腎の臓」も深く関わってきます。
「腎の臓」については、また後ほど説明するとして、このように、「肺の臓」やら、「腎の臓」やらが深く関わり合いながら、毎日の何気ない「排便」という、
生命の営みを支えてくれている訳です。
市販の便秘薬で治らない、便秘や下痢などの、お通じの異常、、東洋医学が大変いいと思います。
毎日のことですからネ。
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「下痢になった」話、面白かったです!
>「汗・吐・下(かん・と・げ)」
僕の中では竹下先生のことは勝手に金元四大家の一人「張従正」(字名:張子和)の生まれ変わりだと思っています(笑)
張従正と言えば、いわゆる『汗・吐・下三法』の担い手であり『攻下派』などと言われている方ですが、とにかく酒席で治療論を闘わすのが好きだったという人物。
著書は『儒門事親』ただ一編のみでありますが、読書、作詩、嗜酒が大好きで、太医院に招かれたにも関わらず即座に抜け出し、それでも優秀であったため宦官から労働者までありとあらゆる患者を持ち、自由を愛し、豪放磊落なカリスマであったという、四大家の中でもかなり異彩を放つ人物なのであります。
いや~…ですから竹下先生から『汗・吐・下三法』の話が出てくると私なんかは勝手にワクワクしちゃったワケですが(笑)
しむしむさん
コメント、ありがとうございます
> 僕の中では竹下先生のことは勝手に金元四大家の一人「張従正」(字名:張子和)の生まれ変わりだと思っています(笑)
いやいや!そんなそんな!!めっそうもございません!
しかしまあ、「劇的」「即効」「瀉法中心」というキーワードは、この世界に入って以来ずーっと好きなテーマですがね。(笑)