東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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急激な温度差と湿度差

2010.09.25

3日前はカンカン照りで、鬼のように暑かったです。

 


しかしおとといはドシャ降りの雨で突然寒かったです。


(前日との気温差10℃以上!!)

 


そして昨日は風が強く、メチャクチャ寒かったです。

 


そしてそして今日は、昨日の夜中からの雨で、朝非常に寒く、しかし昼ごろにはウソのように晴れて、今度はムシ暑かったです・・・。

 

 


・・・一体何なんだ!?この天気の感じ!?

 

 


患者さんの中にはサスガに風邪をひいてしまわれる方も何人かいました。

 

 


この3日間のような、

「急激な温度差や湿度差」

というものが、人間の体に与える影響は絶大です。

 

 


こういう時、人体には「東洋医学的に」どのような現象が起こっているんでしょうか?

 

 


まず「気温差」ですが、これは

1.急激に下がるパターンと、

2.急激に上がるパターン

の2つしかないですよね?

 

1.の場合は、「寒邪(かんじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

2.の場合はその逆で、「熱邪(ねつじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

カテゴリ 「邪気について」 参照

 

 

次に湿度ですが、こちらも基本的には、

A.急激にむしてくるパターンと、

B.急激に乾燥してくるパターン

の2つしかないですよね?

 


これも、A.の場合は「湿邪(しつじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。


B.の場合は「燥邪(そうじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。

 


・・・まあここまでは、単純明快ですよね?

 


しかし実際は、これらがいくつか複合的に起こったり、もともとのその患者さんの体の状況によって、症状の出方や程度が大きく異なりますので、

 

治療する上では的確に分析せねばなりません。

 

 


こういった自然界の急激な変動、というのは、よく人間の「治る力」を阻害します。

 

 


「養生(ようじょう)」の迅速さ、的確さが要求される場面であります。

 

 



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