東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「夢」はなぜ見る?

2009.12.23

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先日、患者さんからこんな質問をいただきました。


患「初診の時、カルテの中に夢について書く欄がありましたけど、あれってどういう意味があるんですか??」

竹「あれはねー、眠りが浅いか深いかを調べるために聞くんですよ~。要は、夢が多い人は眠りが浅いんですよ。」

患「なるほどー。じゃあ”夢が色つきかどうか”っていうのはどういう意味ですか?」

竹「はいはい、あれはねー、夢が多い人は眠りが浅い分、疲れが体にたまっている人が多いんだけど、疲れが相当ひどくなってくると、”夢に色がつかなくなる”と、東洋医学では考えるんですよ~。」

患「へえ~。おもしろいですね~。じゃあ夢の種類はどう考えるんですか??恐い夢とかワケ分からない夢とか・・・」

竹「(長くなりそうだからそれはまた今度!と言おうかな~、と思いつつも・・)あー実はそこはね~、

まだ研究段階なんだけど、その患者さんの深層心理が一面、反映される部分である、という認識から、一応聞くようにしてるんですよ。

例えばね、全然ストレスは感じてません!って言ってる人が、毎日怪物に追っかけられる夢見てたり、

家族仲はとてもうまくいってます!という人が、家族の夢ばかり見ている、ということになると、“こりゃ何かあるな”と考えて、

診察時のポイントが少し変わってくるんですよ~。」

患「なるほど~(^。^)」

・・・という会話でした。


患者さんは東洋医学によって体が良くなると、当然ながら、東洋医学に興味を持ちます。


それがきっかけでで鍼灸師になる人もいるぐらいです。(笑)


これはとてもいいことではあると思うんだけど、たまーにこういう質問攻めにあいまして、治療をしているのか、講義をしているのか分からなくなる瞬間があります。

(苦笑・・まあでも、嬉しい悲鳴かな。)


この会話にあるように、「夢」だとか、「人間の心理」という、あいまいで不可思議なものを、東洋医学ではどのように考えたのか、という問題は、


実は僕自身も学生時代から興味津々でして、これからこのブログで何回かに分けて語っていこうかな、と思います。


以前、このブログ上でも「心身一如」という言葉を紹介しましたが、東洋医学では、心と体を分けて考えません。


体のことについてあそこまで細かく考えている東洋医学が、心の問題にまったく無頓着であるはずはないんです。


・・・そこで「宗教」のお話を絡めだすと、長~い細か~い話になっちゃうので、あくまでも「東洋医学」における、こころの問題を、

分かる範囲で、書いていこうと思います。


そう考えると、書きたいテーマだらけですね(@_@)


まあ、やれる範囲で、無理せずやります!



清明院に皆様のお力を!<m(__)m>

 

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