東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

五行

「五行」って何ですか?(その4)

2010.11.19

これまでのお話・・・ 「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1) 「五行」って何ですか?(その2) 「五行」って何ですか?(その3) ではでは、続き、いきます! ◆「陰陽」と「五行」の合体 もともと別々であった「陰陽論」と「五行論」は、今から約2300年ほど前、鄒衍(すうえん)という思想家によって合体させられた、と考えられています。 ではどのように合体させたかと言うと、五行(木火土金水)の中の、 木と火を陽に、 金と水を陰に、 土は陰と陽、両面ある、中間的存在、 という風に「五行」を大きく「陰」と「陽」に分類し、さらに、 木火土金水それぞれが持つ”意味”を押し広げて解釈し、それぞれの力関係をも説明 したのが始まり、とされています。 (『陰陽五行説 その発生と展開』P92 陰陽主運説 参照) その後、この「陰陽五行説」はさらにどんどん、色々な解釈、発展を繰り返し、より細 ....

「五行」って何ですか?(その3)

2010.11.18

これまでのお話・・・ 「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1) 「五行」って何ですか?(その2) ・・・まあこのテーマは、これまでに中国はもちろん、日本でも、世界中でも、ありとあらゆる人によって語り尽くされ、調べ尽くされているテーマであり、最初に言ったように、詳しく調べようと思ったら専門書がいくらでもあります。 でもそれを、自分の言葉で、「分かりやすさ」を意識しながら、簡単に説明しなおす、文章にしてみる、ということがとても大事じゃないかな、と、”僕は””今のところは”思っていますので、もうちょっと続けようかな。(笑) ◆「陰陽」と「五行」の歴史 前回、「陰陽論」は「五行説」よりも前から存在する、というお話をしました。 「陰陽論」の起源は約2800年前、周の時代の『易経(えききょう)』にあるとも、そのもっともっと前からあるとも、言われています。 「五行」の起源も、『書経(し ....

「五行」って何ですか?(その2)

2010.11.17

前回のお話・・・ 「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1) ・・・さ、書くと決めたらどんどんいきましょう。  この世の中の、ありとあらゆるものすべてを、いくつかの要素にまとめて理解しようとする考え方は、中国以外にもあります。 例えば、 古代ギリシャの4大元素(空気、火、土、水) とか、 インドの五大(地、水、火、風、空) なんかが有名です。 理解、運用の仕方に違いはあるけれども、自然界の事象を「分ける」「分けた」という意味においては共通しています。 (これらについてはここでは立ち入りませんが、興味のある方は是非調べてみて下さい。興味深いですよ~♪) そして、中国で生まれたとされる、代表的なこの種の考え方が「五行説」であります。 「五行」、その内訳は、 木(もく)、火(か)、土(ど)、金(きん、ごん)、水(すい) の5つの要素です。 古代、4大文明に代表されるよ ....

「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1)

2010.11.16

これまで、このブログを読んでくれた同業者の方や、鍼灸学生の方から、「先生、”気”と”陰陽”を解説したなら、”五行”の解説も読みたいです!」というご意見を頂戴することが何度かありました。それなのに、このブログを書き始めて1年ちょっと、「五行」について詳しく書かなかったのには、それなりにワケがあります。もちろんこの「五行」というのも、「気」「陰陽」と並んで、東洋医学を知る上で外すことのできない大事な考え方なんですが、これが割かし「誤解」を与えやすい考え方だと思っているからです。どんな誤解かと言うと、「東洋医学が、西洋医学と比較して、そもそも非常に未熟で稚拙な分析学である。」という誤解です。なので、上手に説明しないと、ここは非常に、色んな人に迷惑かける可能性があるナー、と思って、これまで何となく、書いてきませんでした。・・・でもまあ、1年経ったし、ご批判を頂くことを覚悟の上で、書いてみましょう。 ....

ブログ記事関連タグ

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿