東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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中医学

ツボのレベル

2013.01.25

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「急則治標」の大事

2012.03.06

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表裏内外(ひょうりないがい)

2011.12.06

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「治未病」という考え方を疑う

2010.09.24

東洋医学には、「未病(みびょう)を治(ち)す」という言葉(考え方)があります。・・・この意味は、「実際に病気として症状が出る前に治してしまう。」という意味です。個人的にはこれは、まさに”東洋医学の真骨頂”とでも言うべき部分じゃないかな、と思っています。(今では、です。)東洋医学では、自然界はすべて「気」というもので出来ている、と考えます。「気」ってなんですか? 参照・・・ということは当然、人間の体も「気」から出来ていて、なおかつ体を「経絡の気(脈気、経気)」が正常によどみなく循環することによって、健康が保たれる、と考えています。「経絡(けいらく)」って何ですか? 参照そしてそのためには、ココロの問題も含めた”陰陽バランスの調和”が極めて重要だ、という考え方を持っています。「陰陽(いんよう)」って何ですか? 参照この考え方からすれば、例え患者さんに自覚症状がなくても、あらかじめ巧みにバランス ....

「三因制宜」って何ですか?

2010.06.10

昨日、ご夫婦でドイツに旅行に行かれ、帰ってこられた患者さんが、面白いことをおっしゃいました。「いや~、ドイツの空気は乾燥してて、気持ちよかったよ!ドイツビールがうまいうまい!(笑)昼間っからずーっと飲んでたから、いつもの倍以上は飲んだと思うんだけど、不思議と二日酔いにもなんないし、神経痛も出なかったよ!何でかなあ・・・??」・・・というお話でした。このご夫婦はお酒が好きなお二人で、飲み過ぎから体調不良を起こすことが少なくありません。どうして、こういうことが起こるんでしょうか?まあ上記のケースでは、「旅行」という開放的な気分の中で、いつもよりもリラックスした状態で飲んでいるから、ということが一つは考えられますが、”空気が乾燥している”ということも見逃せません。東洋医学には「三因制宜(さんいんせいぎ)」という考え方があります。この”三因”とは・・・1.因地制宜(いんちせいぎ)・・・場所によって ....

東洋医学と中医学

2010.03.18

最近は、メディアに東洋医学が取り上げられることも増えてきましたね。コレはとてもいいことだと思います。それで、ちょいちょい耳にすることもあるんじゃないかと思いますが、「東洋医学」という言葉と、「中医学」という言葉があります。今日は、「この2者の違いはなぁに?」という話でもしようかな~、と思います。よく世間で「東洋医学」と言われているものっていうのは、古代中国に端を発し、「気」や「陰陽五行」という哲学をもって自然や人体を認識し、それを基本とし、病の仕組みや治療方法を考え、数千年にわたって結果を出し続け、患者から支持され続けている、伝統的な医学を指して言います。「中国伝統医学」なんていう言い方をするときも、上記のような意味合いが強いと思います。それに対して「中医学」というのは、新中国(中華人民共和国)が、上記の考え方を踏襲しつつも、それまでの自国の伝統医学を、「唯物論(ゆいぶつろん)」でもって、 ....

「弁証論治」って何ですか?

2010.02.28

今日は、中医学の基本としてよく語られる「弁証論治」とは何か、について書きたいと思います。僕もコレ、二十歳の頃、最初に本で読んだ時は、何やら難しそうな熟語だな~・・ワケ分かんなそうだな~・・と思いました。そいで、辞書で「弁証」と調べてみたら・・・「弁証法とは、哲学用語であり、世界の事物の変化や発展の過程を本質的に理解するための方法、法則であり・・・」な~んて出てきて、ますます難しそ~・・!タスケテ~!もう無理~!!ってなっちゃいました。(苦笑)・・・でも、あとからよくよく冷静に考えたら、実は「弁証論治」という言葉を理解すること自体は、意外と簡単なことでした。まず、上に挙げたような、いわゆる哲学用語の「弁証」という言葉と、中医学の言う「弁証」という言葉は、意味が違います。全く無関係でもない、という話もあるんだけど、まずは別物、と考えた方が圧倒的に理解しやすいと思います。東洋医学では、「治療する ....

「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について

2010.01.24

これまで、「寒」「燥」「湿」「熱」「風」「火」の6つについて書いてきました。この6つは、東洋医学では「六淫(ろくいん、りくいん)の邪気」と言って、人間の健康を阻害する「邪気」の中の代表選手、と位置付けられています。では「邪気」はこれ以外にはないのか、というと、当然あります。それらを全て書いて、そのパターン(組み合わせ)についてまで解説すると、東洋医学の教科書みたいな内容になっちゃうので、それは避けます。(笑)・・・でもまあ、ここまで来たんで、簡単ではありますが、患者さんに少しでも東洋医学を理解してもらいたいので、あまり専門的にならないように、有名な「痰(たん)」と「瘀血(おけつ)」について書いてみたいと思います。◆「痰」についてまずは「痰」ですが、これは簡単に言うと体内の「余分なお水が停滞したもの」です。ですので、以前書いた「湿」の仲間です。ただ、ネバネバしていて、なかなか動きにくい、「余 ....

「風」「火」について

2010.01.23

「寒燥」、「湿熱」について書いてきたので、せっかくだから「風(ふう)」、「火(か)」についても書いておこうと思います。「風」と「火」については、「寒燥」「湿熱」の時のように陰陽一対になっている訳ではありません。風も火も、どちらも性質の上から「陽」に分類され、「陽邪(ようじゃ)」と呼ばれます。◆「風」についてまず「風邪」ですが、これは自然界に吹く風(かぜ)を想像すれば分かりやすいと思います。気圧の高いところから低いところに向かって大気が移動する、あれのことです。これが冷たいところから吹くと寒く、暖かいところから吹けば暖かい気候を形成します。それが極端だったり、季節はずれだったりすると、人体に悪影響を与えやすく、病因になる場合がある訳ですね。ここ何日か、季節外れの南風が吹いて、妙に暖かくなりましたね。皆さん体調は崩していませんでしょうか?古代、この働きをみた東洋医学の医者達は、「風は百病の長た ....

「湿熱」について

2010.01.20

前回は、「寒燥」についてのお話をしました。今回はその逆の「湿熱(しつねつ)」について書いてみようと思います。最近の気候は、前回述べたように、まさに「寒燥」という感じであります。それとまったく逆なので、時期外れのように感じますが、日々、患者さんを診ていますと、今の「寒燥」の時期であっても、この「湿熱」という邪気が問題になることがあります。・・・コレ、なぜでしょうか?これは、現代の食生活と、発達した空調機器に、問題の中心があるのではないかと愚考しています。◆「湿」について「湿邪(しつじゃ)」というのは、外界では湿度の高さ、人体内では水分の停滞が過剰に存在することで、人体に病的な異常を起こす「邪気」の一つであり、性質の上から「陰邪」に分類されます。つまり、「湿邪」というのは、平た~く言うと、「余分なお水」を意味しますので、単純に水分(お酒も含む)の摂り過ぎ、あるいは食べすぎで胃腸が弱った場合にも ....

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