東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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(一社)北辰会、第二回古典ライブを視聴しました!!

2021.07.01

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6月最終日の昨日、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義に参加してきました!!

 

 

第二回のテーマは

 

「古典に学ぶ病因病機 ~万病回春病因指南を題材として~」

 

です!

 

 

今回の講義の題材である『万病回春病因指南』というのは、江戸時代の著名な医家であり、北辰会(というよりも近現代日本の東洋医学業界全体)が尊崇してきた岡本一抱(1655-1716)が著した、

 

中国明代、龔廷賢(きょうていけん 1522-1619)の『万病回春』の解説書です。

 

参考論文『『万病回春病因指南』の成立過程と構成』渡部栄輝

 

(万病回春については名古屋大学医学部史料室内サイト参照)

 

 

奥村学術部長の圧倒的知識量と、新風代表のサクッとしたまとめ、というコンビネーションで語られるこの講義ですが、今回は後半の奥村先生の考証学的な解説が恐ろしかったです。( ;∀;)

 

 

奥村先生のことは20年前から存じ上げていますが、先生はそのもっともっと前、1980年代から中医学研究、古典研究を日々続けてこられ、今回の講義や最近の発言をうかがっていると、

 

それらの積み重ねがいよいよ縦横斜めに繋がってきており、集大成されてきている雰囲気を感じました。

 

 

今回、寒邪に侵襲される「中寒」を中心に解説して下さいましたが、印象的だったのは、外邪に侵襲されて脈が堅いものは順、外邪に侵襲されているのに脈が緩んでいるものは逆、

 

それ以外にも、病態と脈が反するものは危ない、というお話。

 

 

また、順逆にも幅があり、逆だからイコール死病、ということではなく、難治なものと死病の弁別も重要ですね。

 

 

臨床をやってて思うことの一つとして、この、病態と脈が一致しないものというのは、しばしばドキッとするんです・・・。

 

 

改めて、よくよく肝に銘じるべきだと思いました。

 

 

 

 

 

 

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