東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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時事ネタ

梅雨入りとワールドカップ

2010.06.14

今日はまともに時事ネタを書こうと思います。今日はなかなかの往診日和でした・・・。今日から梅雨入りだそうですねえ・・・。普段往診をやっている清明院にとっては大変な時期となります。(まあ、慣れましたがね。(笑))この時期は「湿気」が問題になります。以前書いたように、この「湿気」というのは人体の健康にしばしば悪影響を及ぼします。この時期を快適に乗り切るためには、まずは何しろ胃腸をいじめないことです。具体的に言うと、「暴飲暴食」をしないことが極めて重要です。「暴飲暴食」をして、消化されきらない余分なものが体内に滞ると、体の中が、言わば「しけった」状態になります。(笑・・・クサそうでしょ?実際にクサくなる場合もあります。)こういう状態になると、この時期は体の外も「しけって」いますので、体の中も外もジメジメ、そうなると”重だるい””ヤル気が出ない”という症状がよく出ます。そしてこの”ジメジメ”は当然、 ....

頭を抱える・・

2010.04.20

まずはこの記事をご覧ください。向精神薬、生活保護者に入手させネット転売・・最近、多いですね。生活保護の制度を利用(悪用)した犯罪。こういうニュースの度に思いますが、コレには幾つもの問題が重層的に絡んでいますねえ。上記のニュースを例にとって考えれば、まずは不景気。要はこれがあるから、失業者が増え、生活保護世帯が激増する訳ですね。普段患者さんの話を聞いていて思いますが、不景気に負けない「気合い」を持って、社会生活を送る、ということは、多くの人たちにとっては、大変しんどいことのようです。僕もしんどいのでよく分かります(笑)次に高齢化。高齢者でも、身寄りのある人はいいけども、ない人は当然体が言うこときかないから仕事できない、年金暮らしはきついし、医療費もかかるから医療費が無料になる生活保護を申請・・・。核家族化が進み、全国的に「寂しい」お年寄りが増えています。何とか出来ないものか・・。これは大変難 ....

「目的意識」の重要性

2010.04.16

まずは、この記事をご覧ください。発見化石は新属のクジラ=進化解明に期待-群馬僕の地元である、愛すべき田舎、群馬で、新種のクジラの化石が見つかりました!考古学ロマンって、ステキ!・・・という記事なんですが、この記事を読んで僕的に、「おおっ!」と思ったのは、コレを発見した「清水さん」という人物についてです。記事にもあるように、清水さんは現在41歳の役所職員の方ですが、中学生のころから化石発掘に興味を持ち、今回の化石発見も、仕事に行く前の早朝に見つけたそうです。仕事に行く前の早朝、ということは、時間をかけて、重機を使って、何メートル掘り進んだ結果、ようやく見つけたんじゃなしに、かなり地表から近いところに化石があったか、下手すりゃ地表に露出してるような感じだったんじゃないでしょうか。コレをおそらく、清水さんじゃない人がその場でその化石を見ても、化石とは思わずに素通りしていたでしょうね。ここに、同じ ....

ひな祭り

2010.03.05

もう終わっちゃったけど、3月3日は「ひな祭り」でしたね。・・・ところでこれ、一体何なんですかね?ひな祭りになると、お家にはひな飾りをします。(お内裏さまとお雛さまね)僕の田舎では、あのひな飾りの大きさが、そのままその家の裕福度を示していたような気がします。(笑・・・貧乏人の卑屈な思い込みかもしんないけどね。。。)友達の家は立派な段飾りをしているのに比べ、我が家のひな飾りのあまりの小ささ、みすぼらしさに、子供ながらにヘコんでいたことを思い出します。(苦笑)これが始まった起源は、はっきりとはしていないようですが、もともと、上巳(じょうし)といって、七草、端午、七夕、重陽の五節句の一つとして、古くから季節の節目と考えられ、特別視されていたようです。これが平安時代ぐらいから、雅な「人形遊び」から徐々に発展していったのが、現在の「ひな祭り」のようです。ここで面白いのが、お内裏さまとお雛さまの「左右」 ....

三寒四温

2010.03.04

いや~、せっかく暖かくなってきたと思ったら、先週末ぐらいからまた寒くなっちゃいましたネ・・。ところで昔から、この時期のことを「三寒四温」と呼んでいます。これは、朝鮮半島や中国北東部でも同じような現象があるらしく、3日寒い日が続き、その後4日は暖かい日が続く、という、7日間周期の独特な現象なんだそうです。これが大体お彼岸(春分の日)ぐらいまで続くので、「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉もあります。・・・ところで我々東洋医学を実践する者にとっては、この時期はやっかいです。なぜなら、人間の体には、暖かい日には皮膚がゆるんで、汗や水蒸気を発散して体にこもった余分な熱を発散し、寒い日には皮膚を緊張させて、熱(陽気)を漏らさないようにするという、いわば「自ら陰陽バランスを調節する」霊妙で重要な働きがあるのですが、これがあまりにも頻繁に、交互に行われると、この働きがついていけず、病になることがあります。し ....

「スノボ」の起源

2010.02.17

前回からの続きです。「スノボ」の起源については、実ははっきりしていないようです。(笑)・・・でもおそらく、その発想のもとは「スケートボード」でしょう。「スケボー」の発祥は、1940年代のアメリカ、カリフォルニア州のようです。最初は木の板に鉄製の車輪をつけただけのお粗末なものでしたが、60年代に入って、ウレタン素材の車輪に変わると、飛躍的に滑りが進化し、徐々にハイレベルになっていったようです。スケボー発祥と同じ頃、スノボーもアメリカで発祥した、というのが定説らしいです。日本に入ってきたのは1970年頃、サーフィンの練習用として伝わったのが始まりで、その後徐々にブームとなったりして、現在に至るそうです。練習場所と言えば、お金のない若者にとっては、舗装された「ストリート」であり、起こりうる事故は「転倒」や「激突」ですよね。その危険度は高く、中年以降の人にはなかなか始めにくいスポーツと言えるでしょ ....

「TPO」とポリシー

2010.02.16

いや~、何やらオリンピックが盛り上がってますね~!ところで何日か前、バンクーバーオリンピックの、スノーボードハーフパイプの代表選手である国母和宏選手(21)の服装や態度が話題になりました。なんでも、オリンピック選手団のスーツを、ダボダボに着こなし、シャツを出して、ドレッドヘアにサングラスをかけて、ポケットに手を突っ込んで空港に現れた彼に対し、「だらしない」とか「日本の恥だ」とかっていう批判が世界中から出ましたね。・・・まあ、それを言いたい人の感情は分かります。さらにその後の記者会見で、(マイクを通してではないが)、それに関することを質問した記者に対して「チッ、うっせーな」と発言したことや、不遜な態度で(これはマイクを通して)「反省してまーす」と発言したことが、火に油を注いでしまったようです。彼からしてみたら、「スポーツでいい結果を出すことと、服装や髪形や態度に、何の関係があるんだ!苦労して ....

「相撲は神事」

2010.02.10

こないだの北辰会本部定例会の帰りの新幹線で、鍼灸師でありながら狂言師でもある、北辰会関東支部役員で、西東京市で開業されている竹山悠樹先生と一緒に帰ってきました。↓竹山先生の鍼灸院「鍼灸梅庵」HPhttp://baian.jpn.org/その時にも、前回書いた、朝青龍引退の話題になり、「品格とは何か」から始まり、「相撲の持つ本来の意味」についての話になりました。早速興味が湧いてきまして、家に帰ってから調べまくってしまいました。(苦笑)今回はそのことを簡単に分かりやすく書こうと思います。「相撲は本来神事(しんじ)である」という内容を。・・・相撲の起源は古く、日本最古の歴史書である、『古事記(こじき)』や『日本書紀(にほんしょき)』の中にすでに相撲の起源となる記載が見られるそうです。相撲は本来、武芸であると同時に天下泰平、子孫繁栄、五穀豊穣、大漁などを願う、神道(しんとう)の儀式なんだそうです。 ....

朝青龍引退について

2010.02.09

たまには、こんなのも書かないとね(笑)彼の引退については、様々な憶測だとか、色んな見方があるようですが、どれも結局彼の素行における「品格のなさ」が問題になっているようですね。まあ朝青龍自身から言わせれば、「それを言われて、辞めろと言われればしょうがない、ならばせめて強制的に辞めさせられるよりも自分から辞めてやる~!!日本伝統文化なんて、知るか~!さんざんピエロにしたくせに~!」みたいなノリではないでしょうか。(おそらくね。)僕が考えるに、彼は「土俵の上では」非常に才能のある関取であり、なおかつ大変な努力家なんだろうと思います。なぜなら、言葉も分からん外国で、しかもそこの国技で、トップに立ち、しかもあれだけ堪能な日本語を話せる、というだけで、その勇気と努力は相当なものだ、というのは、誰が見ても明らかです。しかし、「土俵を降りたら」、普通の29歳の青年だったんですね。色んなところからちやほやさ ....

「切腹」って・・・

2010.01.28

こないだ、ニュースで、押尾学容疑者が、亡くなられた女性や遺族に対し、「腹を切ってお詫びしたい。」と発言した、というニュースがやってましたね。なのになぜか“無罪”を主張している、という・・・。これを見た大半の方は、「切腹だなんて、する気もないくせに・・・。しかも無罪主張って・・・。ワケわからんわ!」と思ったんじゃないかと思います。僕もそれには同感なんですが、ふと、「切腹」というキーワードに目が止まりました。以前、新渡戸稲造の『武士道』を読んだ時、確かこんなような一節があったと思います。「・・・切腹は日本独特の風習で、古来より、腹には霊魂と愛情が宿ると考えた、日本人の解剖的信仰によるものであり・・・」と。我々東洋医学を実践する者も、日々「腹診」を行い、その技術は中国よりもむしろ日本において発達、発展した、という話は以前このブログでもしました。⇒ 「腹診(ふくしん)」で何が分かるの? 参照ここで ....

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