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これまでのお話し
さて、続きいきましょう!!
◆「周氏太極図」の解釈 その3
さて、「周氏太極図」の中の、「水火匡郭図」の下の「三五至精図」の解釈の話の続きです。
(ここから読んだ人は、もはや何が何だか分からんね。(゚∀゚))
↑↑これですね。
まあ、以前書いたようにこの医学を語る上で外せない「五行」なるもの。
カテゴリ 五行 参照
「五行」とは、木火土金水の5つの要素(はたらき)のことであり、五行の「行」には”めぐる”という意味があり、これは、よく英訳されるように、
5つの元素(five elements)と考えるのではなく、森羅万象の5つの位相(five phases)と訳した方が正確なように思えます。
(これは、大先輩が書かれていたのの受け売りなんですが、東郷俊宏先生に確認したところ、英文の著作でも、モノや文脈によっては後者で書かれてあるそうです。(笑))
・・・ともかく、昨日述べたように、「三五至精図」は、まずは五行の位置関係が重要です。
左側に火と木(二と三で五)があること、右側に水と金(一と四で五)があること、真ん中に土(五)があることで、五行の調和、交流を示しています。
(魔方陣的なね。)
また、一番上の段に火と水があることは、五行というのは最終的には火水(陰陽)の働きに帰結するという考え方があり、「三五至精図」の上にある「水火匡郭図」の陰陽が、
そのまま下に降りてきた姿(陰陽をシンボライズ)と、考えること出来ます。
しかし、陰陽ではなく、五行で言う「火と水」の間には「水克火(すいこくか)」という、いわゆる相尅(そうこく)関係というものがあります。
(水で火が消える、っていう力関係を示したやつね。)
相尅関係にあるもん同士が横並びでは、バランスが悪いですね。
ここで、すぐ下にある「土」の意味が効いてきます。
「土」と「水」の関係は「土克水(どこくすい)」ですから、この位置関係には、「土」の働きが「水」の働きを堰き止め、
結果的に「火」と「水」の調和を助ける、という意味があります。
そして、左上(最も陽の位置)にある「火」から、中央の「土」へ、そして「土」から右下(最も陰の位置)にある「金」へ、そして「金」から今度は右上にある「水」へ、
「水」から中央の「土」を飛び越して、左下にある「木」へ、で、また「木」から左上の「火」へと、タスキのように、五行の「相生(そうせい 木→火→土→金→水)」の順番で線が引いてあります。
そして、その相生の線とは別に、火水と木金から、それぞれ一番下の「天地の一元気」に向かって、線が引いてあります。
つまり、これは総じて、左側(火木)の「陽」と、右側(水金)の「陰」が、中央に「土」があることによって調和し、循環し、その結果として、
「天地の一元気」が生まれることを示しています。
そしてこの下の大きな〇に、「乾道成男」「坤道成女」と書いてあり、男女(人間だけでなく動植物全ての生物のオスメスを含む)を示し、
その下の大きな〇で、「萬物化生」とあり、自然界の万物の生々化育を示してあります。
周敦頤さんはこの五段階、つまり
「太極而無極」
↓↓
「陰陽(水火匡郭図)」
↓↓
「五行(三五至精図)」
↓↓
「男女」
↓↓
「萬物」
の流れでもって、宇宙全体の成り立ちを示した訳ですね。
シンプルながら、なかなかすごい意味が凝縮された図だと思います。(゚∀゚)
↑↑改めて見ると、ヘエ~(゜o゜) オオ~(゜o゜) となりますね☆
この図については、微妙に違う、類似している図があったりとか、仏教や道教の影響とか、清代以降にバカにされた歴史とか、まだまだ言い出せばキリがない話題を含んでいるんですが、
まあ今回は紹介として、こんなところにしときましょう。
・・・では次回から、こういった、
「やれ太極だ、無極だ、陰陽だ、五行だ、万物だ」
とかっていうのを考えていることが、実際に我々の日々の臨床にどう役立つのか、考えてみましょう。
続く
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