東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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季節・天候と東洋医学

雨はなぜ降る?

2010.07.09

今日はほぼ1日中雨でしたネ・・・。先ほど、副院長が、「おつかれしたー。」とバイクで帰るやいなや、どんどん雨脚が強くなったので、クスッと笑ってしまいました。(゚∀゚)ところで、この「雨」という現象を、古代中国ではどのように考えたんでしょうか。雨が降ったり曇ったり、パッと晴れたり台風が来たり・・・、という現象は、当然何千年も、何万年も前からあった訳です。しかし、現代のように気象衛星ひまわりもなければアメダスもなければお天気おねえさんもいません。農耕民族である古代中国人が、こういった様々な現象に注目しなかったはずはもちろんありません。当時の最先端科学であった「陰陽」とか「五行」という物差しを使って、当然説明しています。気象現象を各論的に「陰陽」で説明しようとした試みは、すでに『荘子』の中に出てきていますが、大体完成度の高いものがまとまってきたのは漢の時代、ということになっています。・・・まああま ....

クーラーで冷えると・・・(その2)

2010.06.27

昨日は失礼しました!今日は北辰会関東支部の定例会に参加してきましたが、その報告は明日するとして、今日はとりあえず前回の続きを簡単に述べます。前回は、自然界の陽気が高ぶるということは、人体の陽気も当然高ぶる、ということ、それがクーラーで表面を急激に冷やした場合に発散されにくくなり、もろもろの異常を生じる、ということをお話ししました。では今回は、じゃあ何で、「寝てる時」につけっぱなしにしてると、調子を悪くすることが多いのか、という問題です。人間が寝ている時、というのは、当然ながら体の活動性は起きている時に比べれば相対的に低くなります。すなわち、気血が日中活動中と比較すると、相対的にあんまり活発には巡っていない状態、と言えます。クーラーによる冷たい風、というのが人体に悪影響を及ぼす場合は、その冷たい風は東洋医学的には「寒邪(かんじゃ)」であり「風邪(ふうじゃ)」といって、人体を冷やし、皮膚表面を ....

クーラーで冷えると・・・

2010.06.26

今日は朝一から猛烈に忙しかったです!(感謝)狭い清明院の中を、1日中かけずり回っておりました(笑)さて、今日の患者さん達を診ていて気がついたのですが、やはりこの時期、「クーラーをつけっぱなしにして寝ちゃってから調子が悪いです。」という訴えの多いこと多いこと!・・・これ、単純になぜでしょうか?なんで、クーラーつけっぱなしにして寝ると調子悪くなるんでしょうか?そりゃ冷えるからに決まってんじゃん!・・・という声が聞こえてきそうですが、じゃあ患者さんの訴えが人によってバラバラなのはどうしてでしょう?必ずしもカゼみたいな症状が出る人ばかりじゃなくて、神経痛が出る人、頭痛が出る人、痒みが出る人、怒りっぽくなる人などなど、「クーラーによる冷え」の後から出てくる症状は、メチャメチャ多岐にわたります。・・・今日は、これがどうしてか、考えてみたいと思います。本日は6月26日、この時期は24節気で言うと「夏至( ....

「お天気」と「ご機嫌」

2010.05.24

いや~、しかし昨日から雨が降るわ降るわ、ろくな天気じゃないですね~(+_+)こういう悪天候の中、来院された患者さん達にまずは感謝。<m(__)m>ニュースをみると西日本はもっとひどいみたいですが、しかし昨日から雨がよく降りますね~・・・。今日、患者さんとの何気ない会話で、こんなのがありました。来院された時、竹「いらっしゃい!いや~今日はいやなお天気だね~。こんな中よくいらっしゃいました!大変だったでしょ~。」患「いや~、こんな風に天気が晴れない時は、気分も晴れませんね~。」竹「・・・ホントだね~!まあどうぞどうぞ。」という、何気ない会話でした。しかしこれは意外と、大事なことだなあ、とその時フッと思いました。何しろ患者さんを治そう治そう、という気持ちを持って、一生懸命鍼をさせていただく、というのが我々の普通のスタンスな訳ですが、病気の経過中には、急に雨が降ったり、風が吹いたり、暑 ....

「清明」について

2010.04.06

昨日、4月の5日から二十四節気(にじゅうしせっき)でいう「清明(せいめい)」に入りました。「清明」という時期は、1年の中でも、「万物がすがすがしく、明るく、美しい頃」などと定義されています。(イイネ~♪)別に、ここからとった訳でもないんだけど、当院の名称は「清明院」ですから、何となくこの時期は、ゲンがいいような感じがしますね。(笑)なんかキャンペーンでもやろうかな♪(笑・・・冗談です。ちなみに清明院の名前の由来については当院の名前の由来参照)二十四節気の中では、「春分」とか「冬至」が有名で、みんな、”何とな~く”知ってますよね?(全部言える?)・・・そこで、この「二十四節気」ってそもそもいったい何なんでしょうか?1年を24の時期に分けたもの、と言えば簡単ですが、その歴史は?意味は?なにやら気になります。Weblio辞書によれば、「二十四節気」というものの起源はやはり古代中国にあるようです。 ....

はるばる・・・(その8)橋本浩一先生、島内薫先生

2010.02.01

昨日は、代々木にて行われた、(社)北辰会関東支部の定例勉強会に行ってきました。その前日の土曜日の診療終了後に、我が清明院に、(社)北辰会講師で、『内経気象学入門』の著者である橋本浩一先生と、北辰会の”歩く百科事典”、方剤学、養生学の専門家である島内薫先生が大阪からいらっしゃいました。左が橋本先生、右が島内先生です。・・・この2ショットはなかなか貴重ですよ!(笑)教頭先生と仙人、て感じでしょ??(笑)しかし北辰会の講師陣の人材は見た目も中身も幅広い・・・。橋本先生の本については、以前このブログでも紹介しました。⇒ 勉強会行ってきました! 参照島内薫先生は、鍼灸師と薬剤師の免許を持ち、鍼灸、漢方薬に詳しいのはもちろん、宗教、哲学、時事問題などなど、「この人は知らないことがないんじゃなかろうか・・・。」と思うような、知識の塊のような先生です。お二人とも、僕が勉強に行き詰った時の「薬箱」のような存 ....

12月(社)北辰会本部定例会 内経気象学 橋本浩一先生

2009.12.07

昨日、12月6日の日曜日は、僕が毎月行っている(社)北辰会本部定例会に参加してきました!(今回の会場は大阪)今回の定例会の目玉は、『内経気象学入門(だいけいきしょうがくにゅうもん)』の著者で、鍼灸師であると同時に、今や合格率5%以下である”気象予報士”の資格を持つ、橋本浩一先生の講義でした。橋本鍼灸院HPhttp://www.geocities.jp/sunshine_6638005/橋本先生は、僕が勉強していて難題にぶつかり困った時など、いつも的確なアドバイスを下さり、大変お世話になっている大先輩の一人であることもあり、とても興味深く拝聴してきました。この本はスゴイ本です!ここまで具体的に気象変化と病気との関連を東洋医学的、かつ現代的に詳しく説いた本は他にないのではないかと思います。(日本にはもちろん、中国にも!・・・ちなみに市場に出た記念すべき第1冊目を購入したのは僕です(笑))(↓以 ....

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