東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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臨床メモ ② 発汗の左右差

2019.02.17

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北辰会カルテに、「発汗の左右差」を問う問診項目がある。

 

 

発汗に左右差を感じたことの無い人からしたら、

 

「そんな現象、あんの??」

 

と思うだろうが、これ、意外といらっしゃいます。

 

 

特に腋窩

 

 

緊張すると、どちらかの腋窩にばっかりに汗が出る、という患者さんは、結構いる。

 

 

これは中医学では「汗出偏沮(かんしゅつへんそ)」といいます。

 

 

これにも色々な考え方(弁証分型)があるのだが、明末清初の名医、張璐(1617-1700)の『張氏医通』によれば、

 

 

・・・夏に半身に汗出るは、気血満たず、内に寒飲。

 

 

偏枯(片麻痺)、夭(夭疽、あるいは早死に?)の兆しなり。

 

 

大剤の十全大補湯、人参養栄湯、大建中湯行経豁痰薬を加味して治す。云々・・・

 

 

この証は血虚に属すが、四物湯などの陰薬を使わないのは、経絡の閉滞を招くからである。

 

 

 

 

ちょっとした左右差であっても、要注意。

 

 

また、ある種の左右差ものに、迂闊な滋陰、補血は危ない。

 

 

補気+行経豁痰という考え方、マジ重要。

 

 

一穴でやるなら、どこでやる??

 

 

 

【参考文献】

 

 

『症状による中医診断と治療 上巻』燎原書店

 

 

 

 

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