東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「腹哀」という経穴 ③

2019.01.26

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これまでのお話し

 

「腹哀」という経穴 ①  

「腹哀」という経穴 ②   参照

 

 

◆「哀」をどう考えるか。(続き)

 

 

小田規矩之介『経穴名辞攷』によると、「哀」の字に関しては『礼記』月令

 

「其の音は商」

 

を引用し、五音(角、 徴、 宮、商、 羽 かく、ち、ぐう、しょう、う:西洋の音階でいうとミ、ソ、ド、レ、ラ)の中の「商(つまりレ)」が、この場合商星(さそり座のα星(アンタレス)とその前後のσとτをあわせた3星、転じて西方、陰)を意味し、

 

太陰を意味することから、「悲哀の情」という意味に加えて、位置的に関門穴の外方であることから、関外の悲しさを連想させると同時に、

 

太陰という意味を込めたのではないかと推察しています。

 

 

このように、小田先生はこの

 

”腹哀の横並びに重要経穴たくさんあるよね問題”

 

に着眼して下さっており、そこには腹直筋の第二腱画があることから、足太陰脾経の流注が下肢から上行してきて、大横穴から内上方に上行し、

 

商曲穴を通り、建里穴から第二腱画を通って外方に、石関、関門、腹哀と流れることを表している、と考えておられるようです。

 

(”腱画”に着眼するあたりは、西洋医っぽいですね。(^^))

 

 

小田先生は関門より内側を王畿(王様が実際に統治するエリア)とし、胸部を紫宮(天子のいるところ、日本で言えば皇居)を表していると考えておられるようです。

 

 

王畿と紫宮は膈で遮られ、王畿の内外は「関」で仕切られる、というワケです。

 

 

そして腱画は気の通り道と考えた、というワケですね。

 

 

・・・ということは、腹哀、関門から中に邪が移動するか、外に邪が移動するかは、腹診における超重要問題になります。

 

 

 

続く

 

 

 

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