東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「紅汗」について考えてみましょう。8

2017.12.15

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これまでのお話

 

「紅汗」について考えてみましょう。

「紅汗」について考えてみましょう。2

「紅汗」について考えてみましょう。3

「紅汗」について考えてみましょう。4

「紅汗」について考えてみましょう。5

「紅汗」について考えてみましょう。6

「紅汗」について考えてみましょう。7  参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

◆『宋本傷寒論』の「辨不可發汗病脉證并治第十五.」の条文

 

 

さて、前回と同じところなんですが、ここに

 

「衄家不可發汗.汗出必額上陷.脉急緊.直視不能眴.不得眠.」

 

と出てきます。

 

 

簡単に訳しますと、

 

「普段からよく鼻血出す人は発汗させる治療しちゃダメよ。汗が出たら額の上が陥没したようになり、脈が堅く速くなり、眼球はまっすぐ見てまばたきせず、眠れなくなる。」

 

となります。

 

 

因みに東洋学術出版の『現代語訳 宋本傷寒論』では、原文の「脉急緊」「筋脈が引きつる」と訳していますし、金子幸夫先生『傷寒論解説』では額の両側の浅側頭動脈が堅くなると訳しています。

 

 

・・・ま、諸説あるっちゅうことですな。(゚∀゚)

 

 

こういうところで思考停止すると、古典はなかなか読み進められないね。

 

 

要するに、普段から鼻血出す人は発汗させちゃダメっつうことです。

 

 

普段から鼻血出す人は血が足りない。

 

 

血と汗はもともと同じものです。

 

 

これを東洋医学では「汗血同源」と言っています。

 

 

そんな難しい話じゃねーぜー。(笑)

 

 

 

続く

 

 

 

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