東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気鬱と気逆

2017.10.30

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10月30日、二十四節気では、「霜降」に入っている。

 

 

これは「立冬」の前ともいえる。

 

 

「霜降」というぐらいで、自然界の気機はモロに下向きであるように感じることが多い。

 

 

自然界、大宇宙自体の気機の動きを考えて、それを利用するように補瀉する方が簡単。

 

カテゴリ「補瀉」 参照

 

 

日常、「気逆」という病理に遭遇することが多いが、色々と鑑みて、上焦に配穴する場合、下焦に配穴する場合、中焦に配穴する場合がある。

 

 

今時期は、下焦に配穴した方が安定的な効果が得られるような印象を持った。

 

 

ただそれは「気逆」の場合であり、「気鬱」の場合は、上焦への配穴の方がシャープであるという印象をもつ。

 

 

同じ「気」の病理であっても、気逆、気鬱、気滞、気虚、気陥、みんな違う。

 

カテゴリ「気」 参照

 

 

また、三因制宜で、どこにどのような鍼をするのが良いか、みんな違う。

 

「三因制宜」って何ですか? 参照

 

 

 

この辺、キチッと弁えないと。

 

 

 

◆参考文献

 

『気血弁証論治学』神野英明

 

 

 

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