東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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モノの考え方

ポジティブシンキングのススメ

2011.03.19

歴史的な地震から1週間以上経ちました。地震以来、電車やらなんやらの都合で治療に来れていなかった患者さん達が、本日にはもう大部分戻ってこられました。今日はそんな患者さんと交わした会話を。「ちょうど地震の時会社にいたんですけど、棚のものが落ちたり、みんなパニックで、もう怖くて怖くて・・・。」「あれから電車とか、密閉された空間にいると怖くて・・・。」とのこと。その患者さんが僕に聞きました。「先生は大丈夫でした・・・?」僕は即答で、「ハイ!まったく問題ありません。僕は微動だにしていません。眉ひとつ動かしていません。(笑)」と答えます。するとその患者さんが、「サスガです。(笑)・・・でもだいぶ患者さんもキャンセルとかあったんじゃないですか?」と。僕は再び即答で、「確かにそうです。しかし、お蔭で鍼の本が5冊も読めました。」と。患者さんそれを聞き、「あー、ナルホド・・・。」とのこと。(笑)マイナスはプラ ....

「ZONE」

2011.02.16

今日は、たまたま日中時間が空きました。こういう時、最近は「奇経八脈(きけいはちみゃく)」のお勉強をしております。「奇経八脈(きけいはちみゃく)」のお勉強 参照・・・しかしこれ、メチャメチャおもしろい。僕は以前書いたように、学生時代からコレに興味を持って、自分なりに色々な本を読んだり、色んな先生に質問させていただいたりして何とかやっていましたが、今回新たに勉強し直す機会をいただいたので、再び基本からビッチリやり直していますが、以前とは比べ物にならないぐらい面白いのです。・・・これ、なぜでしょうか。これは、「奇経八脈」もそうだし、それを取り囲む「周辺知識」が以前よりも数段パワーアップしているからなんですね。(”継続は力なり”を実感しております。)なので以前は見えてなかったものが見えるし、以前は思いつかなかった発想の転換や結びつきに出会えることがあるのです。実はこないだの週末も、気付いたら10時 ....

要約力

2011.02.02

以前から思っていることがある。あらゆる場面における、「要約力」の重要性だ。近年、(社)北辰会で講師をやらせてもらうようになってから、さらに思うようになった。膨大な患者さんの情報を、要約してコンパクトに頭の中におさえておかなかったら、すぐに頭がパンクしてしまう。また、難しい症例に出くわしたとき、要約して分かりやすく先輩に質問しないと、欲しい答えが得られない。患者さんに問診する時もそうだ。つまり「要約力」は「質問力」、すなわち「問診力」であり、これは「臨床能力」から、「講義力」にも繋がる。・・・また現代は、超情報化社会である。欲しい情報が、テレビやインターネットですぐに簡単に手に入る。ということは情報の「量」と「質」の問題が大きい、ということだ。日々、頭の中の情報量はどんどん増えていき、またどんどん忘れ去られていく訳だが、重要なのはその中のどれが大事で、どれがそうでないか選別し、得たい情報をコ ....

あきらめない

2010.12.14

初診の治療が終わった時、「この症状はおそらく、一筋縄ではいきませんよ。」というお話をさせていただくことがあります。病気によって、症状によっては、当然ながら1回2回の治療で完全に治癒するものばかりではありません。確かに中には、発症してから数年経過しているような慢性的なものでも、1回2回の治療で劇的な変化が起こることはあります。しかし、なかなかそうはいかない、”動きの悪い”症状、病気があることもまた事実です。そういう時はまず、患者さん自身に、そういう病気である、ということを納得していただき、それでも一歩一歩確実に、いい方向に傾けていくように治療する、というスタンスで臨んでいただくことがあります。僕個人的には、昔から、鍼を持った時から、今現在でも、「劇的な効果!」とか、「奇跡的な変化!」とかっていうのが、もちろん大好きです。(笑)「鍼」というものが持つ、人体の「気」にダイレクトに働き掛け、一瞬の ....

気付き

2010.12.11

日々、めまぐるしくやっている中でも、色んなことに気付く。鍼を受けることで、患者さんも自分の「治る力」に気付く。鍼をすることで、自分自身の学術、人間力の未熟さに気付き、反対に上達にも気付く。気付いたことで、何かが一歩前進する。少しの感動とともに。強引ではなく。無理なく変化していく。成長していく。一生「気付き」の連続だ。極めてポジティブだ。愛すべき読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!清明院に皆様のお力を!<m(__)m>↓↓清き1票を!        ↓↓清き1票を!      清明院オフィシャルホームページ(PC)清明院オフィシャルホームページ(携帯)清明院スタッフブログ『清明なる日々』 

「笑顔」の大事

2010.12.10

・・・皆さんは最近、大爆笑、してますか?腹が痛くなるほど、涙が出るほど、笑ってますか?また、そういう顔で笑いあえる相手がまわりにいますか?また、人に対して、笑顔で接する習慣、ありますか??笑顔というのは伝染しますネ。ニコニコしている人と目が合うと、何故かこっちもニコニコしてしまった経験、誰でもありますよね?逆に、眉間にしわを寄せた、険しい顔の人に「ギロリ」と睨まれると、目をそらすか、同じような顔で見返すか、どっちかですよね?険しい顔も伝染するんです。毎日患者さんのお顔を見ていると、初診の時は、この世の不幸を全てしょったような、暗~いお顔をされて来られた方が、徐々に元気になり、笑顔を見せるようになると、こちらもとても嬉しい気持ちになります。「この人、こんなにひょうきんな人だったのか!ネコを被っていたな・・・。」と驚くこともあります。(笑)仏教に、「無財の七施(むざいのしちせ)」という言葉があ ....

初心忘るるべからず

2010.10.16

今日も1日、満員御礼でございました!!(感謝)・・・東洋医学でも西洋医学でも、よく言われることの一つに、「患者さんが診療所に入ってきた時から診察は始まっている。」という言葉があります。今日のように忙しい時なんかは、この考え方は非常に役立ちます。患者さんが入ってきた瞬間、「ん?今日は少し様子がおかしいぞ・・・。」とか、「はは~ん、何かいいことがあったな?」と思わせることが、大体、顔に書いてあります。(笑)また、歩き方なんかからは、「あれ?今日は腰がおかしいのかな?」とか、「膝がおかしいのかな?」とか、顔色だけでなく、”姿勢”というものも、ときに我々に非常に有益な情報を教えてくれます。治療者はそれを極力素早くさりげなく読み取り、診察に入る訳です。その段階をキチッと踏まえておくと、非常に診察の効率がいいように思います。清明院では初診時、非常に時間をかけて患者さんの話を聞く(問診する)けれども、「 ....

「でも・・」という言葉

2010.09.30

皆さんはないですか?会話の中で、相手の言葉に対して、「でも・・・。」と、言ってしまう時。また、周りにいませんか?いつも会話が、「でも・・・。」から始まる人。これは人間関係の中で、けっこう大事な言葉である、と僕は思います。コレの意味(辞書)はこちら辞書の意味を見ると、これを使うタイミングは、1、相手の意見を一応肯定しつつも、違う意見を言う時。2、弁解、反論をする時。となります。・・・ということはですねー、会話の中でコレばっかり言う人というのは、相手に対して、反抗的、ないしは言い訳がましい、という印象を与えかねない、ということです。そして、もちろんその逆の意味もあります。コレばかり言う人、というのは、常に冷静に、相手の発言から導かれるものとは「異なる結果」を想定しながら会話している、とも取れます。前者の場合は、相手に悪印象を与えます。つまり嫌われる、ということです。人間関係の摩擦、もつれのはじ ....

動揺しない方法

2010.08.28

日々、臨床をやっていると、いまだに「動揺しそうになる瞬間」に、遭遇することがあります。(まあ、臨床に限らずだけどね。)例えば、なかなかこちらが思ったように治っていかないとか、患者さんとのコミュニケーションがうまくいかない、など、ふいに、思いがけず、その瞬間はおとずれます。しかし、我々臨床家というのは、そういう場面に遭遇しても、決して動じてはなりません。(それは言い過ぎ、というか理想論かな・・・。(苦笑))まあ、人間だから、多少の動揺はしなきゃおかしいのかも知れないけど、極力、それは最小限に抑えるべきです。あるいは、もし明らかに動揺してしまったとしても、あらゆる方法で、その動揺を最小限に抑えて、乗り越えるべきです。(極力、即座にね。)とにかく常に”平常心”で治療にあたるべきなんです。それが、その臨床家が最高のパフォーマンスを見せるための必要条件でしょう。第一、我々が日々相手にする「患者さん」 ....

「SAKEBI」

2010.08.05

こないだ飲み会で、とある先生達とした話が印象に残りました。今日はその話の内容からインスパイアされた、僕なりの「叫び」であります。僕は叫びます。次から次へと。一貫性のある主張を。・・・このブログ上で、僕は常々、「西洋医学の内臓(organ)と、東洋医学の五臓六腑は違う!即ち、東洋医学と西洋医学は、両方とも間違いなく”医学”だけど、これらの混同、同一視はナンセンスだ!!」ということを言い続けています。しかし、この言葉に対して、「へ?なんで??両方の共通項を見出して、東洋でも西洋でもない、第3の医学を作った方がよくない??」と思う人も、当然いらっしゃることでしょう。要はこれが、最近よく言われる、「統合医療」という考え方の一つです。この「一見合理的で美しい」主張、および行動が、実際に後を絶たないんです。特に鍼灸界。・・・で、コレ、誰がどういう風に統合すんの?確かに現状、”実際に治らない病人が存在す ....

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