東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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立夏②

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

立夏

 

 

 

前回、立夏は夏の始まりと書きましたが、季節が春から夏に変わることにより、東洋医学的に様々な変化が起こると考えられています。

 

 

 

夏は蕃秀(ばんしゅう)といい、万物が成長して繁栄華美なることをいい、陽気の盛んな季節になります。

 

 

 

人の体も、夏の暑さを受けすぎないように、陽気を発散しています。

 

 

 

夏はその陽気を作り出すために、一番陽気の多い臓器、心の臓が最も活発に働く季節です。

 

 

 

陽気を発散するときに出る液が汗で、汗は心の液ともいわれています。

 

 

 

汗を出すことで、人の体は、熱を発散しています。

 

 

 

心の蔵の働きが一番活発になる季節であり、心の臓の状態に一番気を付けなければならない季節でもあります。

 

 

 

心の臓の働きが活発になるため、その分、心の臓の疲労を取り除かなければなりません。

 

 

 

その為に、苦味のあるものを食べると良いですよと考えられています。

 

 

 

夏で苦味のある食べ物というと、ゴーヤ、ピーマン、セロリなどですかね。

 

 

 

飲み物だと、ビールがすぐ思い浮かんでしまいますね!

 

 

 

ビールの飲み過ぎは、胃腸に負担をかけるので、お勧めしませんが(笑)

 

 

 

ですが、夏は苦味がいい!と言って、過食しすぎると、苦味を嫌う肺の蔵にダメージを与えてしまいます。

 

 

 

その為、肺の蔵を回復してくれる、辛味を少し加えてあげると良いいですよと考えられています。

 

 

 

また、その中で、少し甘味のあるものを補ってあげると、なお良いようです。

 

 

 

ただ、この甘味はケーキとアイスとかではなく、牛肉や卵、豚肉などといった甘味に属する食べ物を指します。

 

 

 

これらが入っている、代表的な食べ物といったら、ゴーヤチャンプルーですね。

 

 

 

辛味は?となりますが、調理するときに、胡椒や唐辛子を加えましょう、、、、、少し強引ですかね?笑

 

 

 

また、夏になると気を付けなくてはならないのが、熱中症や脱水ですね。

 

 

 

その予防策として考えられているのが、水分、塩分補給ですね。

 

 

 

しかし、その塩分を取りすぎてしまうと、逆に心の臓を痛めてしまう可能性が高いと考えられています。

 

 

 

また塩分は体の中に熱を籠らせやすいと考えられています。

 

 

 

その為、塩分は加えるが薄味を意識して、夏野菜を取るなどして、うまく体の熱を発散させるとよいと言われています。

 

 

 

ただ、現代は冷房という体を冷やす機械があるので、生で食べるというより、熱を加えてあげると良いかもしれません。

 

 

 

しかし、冷房などが常にある環境にいて、うまく熱を発散できない環境にいる方は、夏野菜カレーや、鍋など食べて熱をうまく発散させてあげるのも、ひとつの方法ですね。

 

 

 

夏は苦味、辛味、甘味を中心にバランスの良い、食生活を心がけましょう!

 

 

 

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こんばんは。齋藤です。
 
 
 
暑い日が続いていると思いきや、雨が降ると気温も急に低下してしまうという天候で、体には堪えますね。
 
 
 
GWも終わってしまい心も体も重いですが、楽しかったGW中の5月5日に、二十四節気でいう「立夏」を迎えました。
 
 
 
「夏の立つがゆへ也」と暦便覧に書かれている通り、この日から立秋の前日までが夏。
 
 
 
野山が新緑に彩られ、夏の気配が感じられるようになります。
 
 
 
そう、暦上は夏になったのです。
 
 
 
立夏とは夏が始まる日という意味を持っているそうです。
 
 
 
5月5日というと、子供の日の印象の方が強いですよね。
 
 
 
期間は、5月5日~5月21日で、立春から数えて7番目にあたります。
 
 
 
ちなみに、「立春」から「立夏」までを春。
 
 
 
「立夏」から「立秋」までを夏。
 
 
 
「立秋」から「立冬」までを秋。
 
 
 
「立冬」から「立春」までを冬としています。
 
 
 
これら四つを合わせて、「四立」と呼び、夏至、冬至、春分、秋分の「二至二分」を合わせて、「八節」といいます。
 
 
 
こんな風に1年を分けていたんですね、、、、、、
 
 
 
この立夏を七十二候でみると、3つに分けられます。
 
 
 
初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)5月5日頃
 
 
 
蛙が鳴き始める頃。
 
 
 
水田の中をスイスイ泳ぎ、活発に活動を始めます。「かわず」は蛙の歌語・雅語。
 
 
 
歌語・雅語は、和歌を詠むときに使用した、特殊な言葉だそうですね。
 
 
 
次候:蚯蚓出(みみずいずる)5月10日頃
 
 
 
みみずが地上に出てくる頃。
 
   
 
畑土をほぐしてくれるみみずは、動き始めるのが少し遅めです。
 
 
 
末候:竹笋生(たけのこしょうず)5月15日頃
 
 
 
たけのこが出てくる頃。
 
 
 
たけのこは成長が早く、一晩でひと節伸びると言われています。
 
 
 
蛙も、みみずも最近ではあまり見ることがなくなってしまいたね。
 
 
 
昔は、蛙の鳴き声がうるさくて、夜、なかなか寝られないとうこともあったのですが。
 
 
 
寂しいですね。
 
 
 
続く
 
 
 

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