東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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夏の土用

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こんばんは、坂口です。

 

 

 

往診の移動中蝉が鳴いているのを聞いて、夏らしさを感じてきました。

 

 

 

そして今週の19日から夏の土用に入りました。

 

 

 

土用とは四立(立夏、立秋、立冬、立春)の直前約18日間の期間の事です。

 

 

 

その中で夏の土用を土用と指す事が多く、夏の土用が1年間の中で最も暑い時期とされています。

 

 

 

江戸時代にはこの時期に柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入ったり(丑湯)、お灸(土用灸)をすえたりして夏バテ予防をしていたと言われています。

 

 

 

また土用の丑の日には鰻を食べる習慣があります。

※今年の土用の丑の日は7月30日です。

 

 

 

これも諸説あるようですが有名な説が平賀源内という本草学者によるものです。

 

 

 

これは鰻屋が夏の時期に売れない事を平賀源内に相談したところ、店頭に丑の日という張り紙を張る事を勧めたそうです。

 

 

 

丑の日に「う」の字がつく物を食べると夏バテしないという風習があったとされ、鰻が土用の丑の日に食べられるようになったとされています。

 

 

 

実際鰻にはビタミンA、Bが豊富に含まれている為夏バテや食欲減退を防止する効果が期待出来ます。

 

 

 

東洋医学的な効能には補虚益血という作用があり、気血を滋養してくれる効果があり、夏に鰻を食べる事は理にかなっています。

 

 

 

鰻を食べて夏を乗り越えましょう。

 

 

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暑熱順化

 

 

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 おばんでございます。樫山です。

 

 

 

 

 5月に入り、初夏を感じる天気の日が出てきました。

 

 

 

 

 

立夏が過ぎ、暦の上でも夏に突入しています。

 

 

 

 

 

本格的に夏の気候になる前に、あの嫌〜な梅雨の時期がやってきます。

 

 

 

 

 

ここ何日かで雨が降った日にも、気温・湿度が上がり、ジメジメ・ムシムシした、梅雨を思わせるような天気の日が出てきました。

 

 

 

 

 

すでにコンビニや飲食店では冷房がかけてあるところもあります。

 

 

 

 

 

ついこの前まで、暖房で慣れていたので、急に冷房に入ると体が受け付けられていない感じがします。

 

 

 

 

 

春から夏への移行期ですので、暑かったり寒かったり寒暖の差が激しいので、徐々に外気温に慣らしていくのが理想だと思います。

 

 

 

 

 

こうやって、暑い環境でも体温調整ができるように体が暑さに適応した状態の事を「暑熱順化」というそうです。

 

 

 

 

 

暑熱順化をすると、低い温度でも発汗が起こるようになり、同じ体温でも発汗する量が増え、熱の放出が早い段階で起きるようになり、体温の上昇は少なくなります。

 

 

 

 

 

暑くなりだしたころ、熱中症で倒れる人が続出するのはこの暑熱順化ができていない為です。

 

 

 

 

 

これから夏に向かって徐々に気温が上がっていくので自然と暑熱順化が行われていきますが、今の時期から冷房で体を冷やしているとうまく暑熱順化が行われなくなってしまいます。

 

 

 

 

 

この暑熱順化を促進させると言われているのが、汗ばむ程度の軽い運動を行う事です。

 

 

 

 

 

今の時期から軽い運動をして、さらに夏は胃腸を壊しやすい季節でもあるので、バランスの取れた食事を心がけ、夏の盛りに向け、暑さに負けない体作りを行っていきましょう。

 

 

 

 

 

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