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こんばんは 浅田です
3月21日に春分になり、冬の寒さも過ぎ去り、桜も咲き始め、しっかり春の季節となりました。
これまで、春の養生や、春の病について、何度かブログで紹介してきました。
今日は、『素問 四気調神大論篇』に書かれている春の養生法について、各書籍や先生方の見解をまとめてみました。
『素問 四気調神大論篇』は、三段に分けられ、
前段は“四気に於ける養生法”を説き、
中段は“気候の変調に応じた疾病の発生”を述べ、
後段は“四季の養生に反する場合に疾病の生じる理由と治療の根本原則”について説かれています。
日本内経医学会の丸山昌朗先生が著した『黄帝素問・黄帝鍼経の栞』には、
「本篇(『四気調神大論篇』)は、素問中の最高の名文章である。」
と書かれています。
『素問 四気調神論篇』の春の養生法については下記に書かれています。
春三月.此謂發陳.天地倶生.萬物以榮.夜臥早起.廣歩於庭.被髮緩形.以使志生.生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.此春氣之應.養生之道也.逆之則傷肝.夏爲寒變.奉長者少.
春の3ヶ月間(立春から立夏まで)は、新しいものが発生する季節であり、全てのものが生き生きと栄えてくる季節です。
この3ヶ月間の養生法は、
夜臥早起.
「夜更かしせず早く寝て、朝は早起きする」(生活)
廣歩於庭.
「庭に出てゆったり歩く」(行動)
被髮緩形.
「髪束を解き、体を緩める」(肉体)
以使志生.
「何かをやろうという活き活きとした志しや意欲を起こさせる」(精神)
生而勿殺.予而勿奪.賞而勿罰.
ただひたすらその生長にまかせるべきで、殺害してはならない
ただひたすら成長を援助するべきで、剥奪してはならない
大いに心を励まし、目を楽しませるべきで、体をしいたげてはならない
「のびのびとやりたいことや楽しいことやり、抑制や制御をしない」
つまりは、心身を引き締めて制御せず、ゆったりとのびのびさせておくことだと述べています。
続く
参考文献
『現代語訳 黄帝内経素問』東洋学術出版社
『意釈黄帝内経素問』築地書館
『黄帝内経 素問訳注』医道の日本社
『素問』たにぐち書店
『黄帝素問・黄帝鍼経の栞』日本内経医学会
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こんばんは坂口です。
明日は節分の日ですね。
節分は各季節の始まりの日である立春、立夏、立秋、
季節を分けるという意味があります。
節分といえば豆まきをしたり、豆や恵方巻きを食べたりしますね。
節分の日に撒く豆は福豆と呼びますが炒った大豆の事です。
また、福豆と昆布や梅干しなどの具材に煎茶や湯を注いだ茶を福茶と呼び、
正月や節分などの日に縁起物として飲まれたりもします。
福豆は自分の年齢と同じ数か一つ多く食べると体が丈夫になり風邪を引か
大豆は東洋医学的には胃腸の働きを良くしたり、
健脾寛中、益気養血、潤燥利水、排膿解毒といった作用です。
ただし食べ過ぎは何でもそうですが、
年の数ではなく少しつまむ程度が良いですね。
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2013.11.14
2016.07.20
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