東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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四肢麻木(ししまぼく)とは①

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「四肢麻木」について、お話ししていきたいと思います。
 
 
 
「麻木(まぼく)」とは、皮膚が痺れたり、皮膚が消失したことを指します。
 
 
 
「しびれ感」、「知覚麻痺」に相当し、四肢に現れたものを四肢麻木と呼びます。
 
 
 
『黄帝内経』、『金匱要略』には「不仁(ふじん)」と記載があり、「痺」、「中風」などの範疇に入ります。
 
 
 
『諸病源候論』では「不仁」について、「その状これ皮膚を掻くに、衣を隔てるがごときこれなり」と述べられています。
 
 
 
弁証分類は主に6つあり、次の通りです。
 
 
 
1.風寒入絡の四肢麻木
 
2.気血両虚の四肢麻木
 
3.気滞血瘀の四肢麻木
 
4.肝風内動の四肢麻木
 
5.風痰阻絡の四肢麻木
 
6.湿熱鬱阻の四肢麻木
 
 
 
以上です。
 
 
 
臨床的には、四肢全てに麻木を呈するものは少なく、両上肢、両下肢または片側の肢体に麻木がみられることが多いです。
 
 
 
麻木も虚実があるため、弁別が必要となります。
 
 
 
虚証の麻木は患肢が軟弱無力であり、実証の麻木は患肢の疼痛や脹った感じをともなうといった相違点が鑑別のポイントとなります。
 
 
 
治療方針としては、「虚はこれを補い、実はこれを瀉す」に則り、補法では補気血、建中焦がメインとなり、実証では、祛風、化痰、活血、行滞、熄風などを用います。
 
 
 
虚実が夾雑している場合は、虚と実のウエイトを弁別して、緩急を推測しつつ、補瀉の比重を決めていきます。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「舌歪(ぜつわい)」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
舌歪とは、口を開けて舌を伸ばすと、一側に偏位することを指します。
 
 
 
その他にも「舌偏」「舌偏斜」「偏歪舌」とも呼ばれ、「口眼口喎斜」「偏癰」などに伴って生じやすい症状です。
 
 
 
弁証分類は、主に次の通りです。
 
 
 
1.中外風の舌歪
 
2.中内風の舌歪
 
 
 
まずは、中外風の舌歪についてです。
 
 
 
汗をかいて風に当たったり、寒冷環境で仕事をしたりすることで、風寒の邪が侵入して、経絡を阻塞して気血を渋滞させて、舌歪を引き起こします。
 
 
 
軽症では舌を伸ばしたときに偏位するだけの状態ですが、重症となると顔面神経麻痺を伴います。
 
 
 
患側の筋肉が弛緩するため、偏位が起こり、弛緩した側の舌面に知覚麻痺もみられ、発語や摂食が難しくなります。
 
 
 
普段は正常である人が突然発症するのが特徴であり、『医学三字経』に「人の百病、首は中風、聚然と得、八方通ず」と記載があるとおりです。
 
 
 
その他にも、悪寒、発熱、舌苔白あるいはやや膩、脈浮弦あるいは浮滑といった所見がみられます。
 
 
 
治法は、散風通絡を用います。
 
 
 
次に、中内風の舌歪についてです。
 
 
 
普段からの不節制により、次第に陰液を消耗して、裏熱が生じ、津液が痰に変じて、
 
 
 
大怒により気が痰とともに上逆したり、熱盛で痰が上擾し、舌絡を阻塞することで舌歪が引き起こされます。
 
 
 
中内風は、さらに2パターンに分類でき、次の通りです。
 
 
 
①風痰阻絡
 
②陰虚風動
 
 
 
まずは、風痰阻絡についてです。
 
 
 
普段から肥満して痰盛の体質であり、めまい、頭が脹るなどの症状がみられる特徴があります。
 
 
 
発病後は、舌の偏位、舌のこわばり、舌苔厚膩、脈弦滑で数などを呈します。
 
 
 
治法は、熄風化痰を用います。
 
 
 
次に、陰虚風動についてです。
 
 
 
陰虚火旺が基本にあるため、痩せた人に多く、めまい、耳鳴、口苦、四肢の痺れなどの肝陽上亢の症候を呈します。
 
 
 
また、発症は緩急さまざまですが、舌の偏位と顔面神経麻痺、半身不随が同時に生じます。
 
 
 
突然卒倒して意識が消失して、覚醒後に麻痺、舌の偏位を呈することもあります。
 
 
 
この場合、舌質は紅あるいは乾燥、脈は弦滑で数を呈します。
 
 
 
治法は、平肝熄風を用います。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 
 

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