東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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腰痛とは

 

 

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こんばんは。吉澤です!

 

 

 

今回から、私が鍼灸と出逢うキッカケとなった「腰痛」について書かせていただきます。

 

 

 

まず腰とは身体の中でどのような場所なのかを確認してみましょう。

 

 

 

 

腰はもともと「要」の字から派生したものと言われており、ヒトが腰に両手をおいた姿の象形文字とされています。

 

 

 

そのうちに、大事なところ、肝要なことを意味するようになりました。

 

 

 

つまり、腰はまさしく、身体の「かなめ」ということになります。

 

 

 

身体の「かなめ」が痛みを発するというのは、少し怖いことであります。

 

 

 

次に腰痛の定義を確認してみましょう。

 

 

 

腰痛の定義としては、腰部の片側、或いは両側の疼痛を指し、疼痛の部位は一定であったり、移動するものもあります。

 

 

 

自覚症状としては、だるく痛かったり 、刺痛、脹痛、痺れ痛みなどが現れます。

 

 

 

東洋医学では、腰痛が発生する理由を以下の4つに大別します。

 

 

 

①経絡経筋病

 

②臓腑の変動から経絡経筋へ影響したもの

 

③臓腑病そのもの

 

④痺病

 

 

 

次回以降、上記4つを詳しく、ご説明させていただきますのでお楽しみ=(^.^)=

 

 

 

 

【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
 
 
 
 
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手顫(しゅせん)とは⑤

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「手顫」の続きで、「血虚風動の手顫」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
血虚風動の手顫は、陰虚風動と同じく、陰血不足がベースとなって発生しますが、病因病理は異なります。
 
 
 
血虚風動の手顫は、慢性病による消耗で心肝血虚となり、発生します。
 
 
 
この場合、手の振戦に加えて、手の痺れもみられます。
 
 
 
また、口唇淡白、皮膚の痒み、頭のふらつき、目眩、動悸、不眠、舌質淡白、舌苔薄白、脈細で無力などの血虚の症候がみられることが特徴です。
 
 
 
治法は、養血熄風を用います。
 
 
 
陰虚風動の手顫は、熱病の後期に熱邪による陰液の消耗により発生し、肝腎陰虚を呈して重症ですが、それに比較して血虚風動の手顫は軽症といえます。
 
 
 
陰虚の場合は、手の振戦以外に、口や咽の乾き、皮膚の乾燥、脈細数、舌質紅絳がみられ、重篤になると巻舌などの明らかな虚熱の症候を呈する為、主訴以外の身体症状を確認して、鑑別していきます。
 
 
 
手顫は、手部に限局した振戦を示しますが、臓腑の病変を表しています。
 
 
 
特に肝風と風痰の手顫は、中風(脳血管障害)の前駆症状であることが多い為、積極的に手顫を治療しておくことで、中風の発生を未然に防ぐことが可能となります。
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 上』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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