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こんばんは!樫部です。
少し間が空いてしまいましたが、本日は卒中風についてのお話の続きをしていきたいと思います。
前回お話しした、中風の分類は下記の通りです。
1.中経絡
①真中風(外感表証あり)
②類中風(外感表証なし、裏証)
2.中臓腑
①閉証(邪実中心)
①-1.陽閉
①-2.陰閉
②脱証(陽気の虚衰がひどい)
まずは、中経絡についてです。
中経絡は、病邪が経絡を襲って発症するものです。
病位は比較的浅く、病状も比較的軽いという特徴があります。
厳密には、肌膚麻木、口眼喎斜を主な症状とする中絡と、
昏倒することなく、半身不随、口眼喎斜、偏身麻木、言語不利を主な症状とする中経とが存在し、
症状の程度は中経の方が中絡よりも重いです。
中経絡には、外感表証を伴う真中風と、外感表証なく裏証の類中風があります。
●真中風
病理:脈絡空虚、風邪入中
手足の痺れ、肌膚の感覚が無い、突然口眼喎斜がみられます。
口から涎が出てしまったり、言葉を上手く発音出来ず、言語不利がみられ、特にぱ行の発音が難しくなる特徴があります。
重篤になると半身不随がみられます。
その他、悪寒発熱、関節痛、肢体拘急、脈浮硬または細弦がみられます。
●類中風
病理①:肝腎陰虚、風陽上擾
普段から頭暈、頭痛、耳鳴、浅眠多夢、腰膝酸軟がみられ、
ある日突然、片側の手足に痺れと麻木を自覚し、口眼喎斜、半身不随、舌が強ばり言葉がスムーズに出ないといった症状も出てくるといった特徴があります。
病理②:痰熱腑実、風痰上擾
この場合、突然半身不随、身体の左半身が痺れて感覚がなくなります。
口眼喎斜に加えて、便秘、頭暈、痰が多い、舌が強ばって言葉が出づらい特徴があります。
症状が顕著な側と同じ側の手の脈が弦滑大であることが多いとされています。
化痰通腑して瀉下すると、痰熱が降りて片側の麻木が軽減する場合、この病理が有力となってきます。
中経絡についてのお話は以上です。
次回は中臓腑について、お話ししていきたいと思います。
つづく
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
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こんばんは!樫部です。
本日は「精力減退」について、お話しきていきたいと思います。
東洋医学的に男性の勃起不全のことを「陽痿」といいます。
性的な満足に対する欲求不足のことを「性欲淡漠」といいます。
性欲自体があっても陽痿である場合や、性欲も全くなく陽痿になっている場合、あるとき急に陽痿になる場合など、様々なケースがあります。
陽痿の弁証分類は主に4つあり、病因は全て内傷に分類されます。
1.腎陽虚
性欲過度による房室不節、先天不足の虚弱体質者の性交、少年期の手淫過多などにより腎気を消耗したために陽痿を生じます。
その他に、陰部の冷え、腰膝無力、耳鳴、脱毛、歯の動揺、寒がる、四肢の冷え、るい痩、息切れ、無力感、眩暈、頭暈といった症状を伴います。
2.心脾両虚
心配事、思慮過度により心脾が傷害され、脾気、心血が消耗し、後天の化源が不足したために腎気が充足せず、腎陽が不足して陽痿が生じます。
この場合は、動悸、息切れ、自汗、顔色萎黄、るい痩、元気が無い、眠りが浅い、多夢を伴います。
3.驚恐傷腎
驚きや恐れにより腎気や腎精を消耗して陽痿を生じます。
平常時は勃起するものの、性交の段階になると焦燥・不安のために陽痿、ビクビクして不安、元気がない、眠りが浅い、多夢がみられます。
4.湿熱下注
肥満して内湿の盛んな者が脂物の多食や飲酒を嗜好して湿熱を生じ、それが陽明脾胃に停滞すると、湿熱が下焦に流注して陽痿を生じます。
この場合、陰部が湿潤して、痒みや痛みを伴い、尿が濃く少ない特徴があります。
陽痿についてのお話は以上です。
次回は「体重の増減がある」ことについて、お話ししていきたいと思います。
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
『基礎中医学』
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