東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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心神と睡眠

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は「心神と睡眠」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
心神を養うのは、心血であり、陰血ですが、睡眠は陰分を養うために非常に重要な役割を果たしています。
 
 
 
睡眠不足が続くと陰分が養われないため、陰虚となり、虚熱によりさらに血を消耗してしまいます。
 
 
 
そうなると心神が不安定となり、精神や知覚が乱れてきてしまいます。
 
 
 
睡眠の状況や夢についての情報を得ることで、心神の状態をうかがい知る手がかりとなります。
 
 
 
睡眠が浅い、眠れないという症状は、夜という本来であれば身体が陰に傾く時間帯であるにも関わらず、
 
 
 
身体が陽が勝っている状態であるため、興奮状態になってしまっていることで引き起こされます。
 
 
 
臓腑では、主に心や肝が関連してきます。
 
 
 
食べ過ぎた後に眠れないという症状にも意味があり、過食により脾胃の失調が起こり、湿痰や湿熱が心を衝いて心神が不安定になって寝付きに影響を及ぼしている可能性があります。
 
 
 
眠りが浅い、寝付けないといっても、様々な原因があるため、丁寧にお話をお聞きしていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 
 

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瘀血⑥

 

 

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こんばんは。齋藤です。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

 

前回の話はコチラ。

 

 

 

今回は血の作用に関して書いていこうと思います。

 

 

 

血の働きとして、大きく二つあります。

 

 

 

一つ目は臓腑や経絡、組織、器官などを栄養、滋潤する働きです。

 

 

 

前回書いたように、気の推動作用の助けを得ながら、全身を循り、栄養滋潤を行っていきます。

 

 

 

その為、不足や停滞などは、様々な病気の原因となります。

 

 

 

二つ目は精神活動を支えます。

 

 

 

『霊枢・本神篇』に、「心は脈を蔵し、脈は神を舎す」とあるように、血には心神を濡養して、意識を清明にし、安定を図る作用があります。

 

 

 

血は「血を蔵す」肝や、「血を主る」心と密接な関係があります。

 

 

 

また、心は「神明を主る」ことから、神との関係性が非常に強いです。

 

 

 

その為、心血や肝血の不足は、不眠や多夢を起こす主要な要因の一つです。

 

 

 

また、熱邪が血に影響すれば、譫言や易怒、発狂するなどの精神の異常が起こると考えられていることから、血は精神活動と密接な関係があることが伺えます。

 

 

 

やっと、瘀血の話に戻れそうです。(笑)

 

 

 

  

参考文献

『中医病因病機学』 主編:宋 鷺冰 訳:柴﨑 瑛子 (東洋学術出版社)

『鍼灸・漢方の名医になるための 気血弁証論治学』 編者:神野英明

『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』 著:小金井信宏(東洋学術出版)

『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論編』 監修:藤本蓮風 編著:一般社団法人 北辰会 学術部 (緑書房)

『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

 
 
  
 
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