東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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日本未来館見学③

 

 

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こんばんは。土元です。

 

 

 

今日は日中の気温がかなり高くなりましたね。

 

 

 

暖かいというよりもいっそ体感気温は暑いくらいでした。

 

 

 

この不安定な気候こそが春らしさなのですが。

 

 

 

あまりにも急激な変化には注意が必要ですね。

 

 

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 
 
 
 本日の記事は前回の続きです。
 
 
 
前回はコチラ
 
 
 
日本未来館で学んだことを書いているわけですが、今回はIPS細胞ストックプロジェクトについて、です。
 
 
 
iPS細胞の概略については割愛させていただきます。
 
 
 
かのノーベル医学賞受賞者、山中教授の研究が日本ではとみに有名ですが、採取した体細胞を万能細胞へ変化させて、再生医療に用いようという夢のような医療研究のことです。
 
 
 
一番に活用法として想定されているのは、本人の細胞を基にした臓器移植です。
 
 
 
実現すれば移植の成功率が大きく向上するであろうという技術ですね。
 
 
 
これについてなのですが、私は上記のような活用法には本人の体細胞が必須であろうと考えていました。
 
 
 
ところが、京都大学で進行中のiPS細胞ストックプロジェクトではまた違ったアプローチがなされているというのです。
 
 
 
それは、献血時の白血球の免疫タイプが特殊な方を選別して、その方たちから予め万能細胞を作ってストックしておくというアイディアです。
 
 
 
免疫型が沢山の人に適合しやすい人というのが、一定の割合で存在するらしいのですね。
 
 
 
そういった体質の方の細胞を事前に集めてストックしておくことで、日本国民の大半をカバーできるようにしてしまおうという、そういった計画が現在進行中なのだそうです。
 
 
 
実現すれば、移植の必要がわかってから、実際の手術までの期間が大幅に短縮することが可能でしょう。
 
 
 
普段から用意してあるわけですから。考え方としては輸血に近づくわけです。
 
 
 
こういった先進技術の現在地が学べるのが、日本未来館の魅力だと思いました。
 
 
 
参考サイト
 
 
 
  
 
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心神と睡眠③

 

 

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こんばんは!樫部です。
 
 
 
本日は前回の続きで「寝付きと夢」について、お話していきたいと思います。
 
 
 
前回までのお話はこちら
 
 
 
寝付きが悪い状態は、主に2パターンあります。
 
 
 
布団に入ってもなかなか入眠できず、かえって煩躁して静かに横になっていられないことを睡臥不寧といいます。
 
 
 
この場合は、布団から出てしばらく床に座り込んだり、戸口に立って風に当たったり、部屋の外に出てしばらく歩き回ったりするような行動がみられ、実証に多くみられます。
 
 
 
それに対して、なかなか入眠出来ないものの、布団に入って静かに横になっていられるのは虚証に多くみられます
 
 
 
その他に、寝付きが悪いことを入眠困難眠りが浅く中途覚醒が多かったり多夢であることを熟眠困難朝早くに目が覚めて再度入眠出来ないことを早朝覚醒一晩中一睡も出来ないことを終夜不眠といいます。
 
 
 
熟睡していると夢をみないか、みていても鮮明でなく覚醒後は忘れてしまいます。
 
 
 
しかし、夢が多かったり、鮮明な夢をみて眠った気がしない、あるいは怖い夢で中途覚醒するといった睡眠状態は病理であるといえます。
 
 
 
日中の活動を終えて睡眠モードに入ろうとすると、精神活動をつかさどる肝魂は自身の家である肝に帰ってきて臓されることで、入眠することができます。
 
 
 
また肝の臓は血を蔵しており、血流量を調節しつつ、心を濡養しています。
 
 
 
肝気が高ぶりすぎて陰的な働きが不足すると、肝魂が肝の臓に帰宅できず、心神も血による濡養不足により不安定となってしまい、
 
 
 
精神が高ぶってしまい、安眠や熟睡出来ないという状態になってしまいます。
 
 
 
多夢は、夢をよくみることで睡眠を妨げられる状態を指します。
 
 
 
夢遊は、眠っている最中に布団から起き上がり、合目的的な行動を起こすもので、寝ぼけの強いものは、まさに肝魂が活発になりすぎている状態といえます。
 
 
 
 
 
 
スタッフ 関連ブログ 魂
 
 
 
 
 
【参考文献】
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇 』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇』
藤本蓮風 監修、(一社)北辰会 学術 編著、緑書房
 
『症状による中医診断と治療 下』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
『基礎中医学』
神戸中医学研究会、燎原書店
 
 
 
 
 
 

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