東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旧スタッフ

マイコプラズマ肺炎急増(その8)

2010.12.30

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話し・・・ マイコプラズマ肺炎急増(その1) マイコプラズマ肺炎急増(その2) マイコプラズマ肺炎急増(その3) マイコプラズマ肺炎急増(その4) マイコプラズマ肺炎急増(その5) マイコプラズマ肺炎急増(その6) マイコプラズマ肺炎急増(その7) 7回に渡り書いてきたこのシリーズも、いったん終わりです。 今年、マイコプラズマ肺炎が流行した理由を挙げると、 1.今年の猛暑+過度な発汗により内熱がこもった 2.過度の水分摂取+暴食により脾の臓を弱らせ湿熱を生んだ 3.秋の収斂作用により、内熱がもれにくい環境が生まれた 4.今年は燥邪が多く、燥邪により肺の臓の潤いが奪われ、咳を発症しやすくなった 5.寒邪により、腎の臓が影響を受け、衛気が作り出せなくなったことで、肺の臓に悪影響を及ぼした という、大きく分けて5つの原因 ....

今年、最後

2010.12.29

こんばんは、森岡です(^_^)往診事業部は、本日の診療をもちまして、本年最後の診療となりました!!様々な方々に支えられ、一年間、無事診療できましたことを深く感謝いたしますm(_ _)m私ごとですが、九月から働かせて頂き、あっという間に4カ月経ってしまいました。以前、働いていた所では、ほとんどが外来の患者さんでした。どこか悪いといっても、何とか自力で来れるということです。しかし、往診で出会う患者さんは、介護なしでは自由に身動きが取れない方もおられます。また、患者さんの普段の生活スペースで治療を行うことにもなる訳です。そういう意味では、外来は外来の、往診は往診の治療スタイルがあるということです。そして、診る疾患も違ってきます。ですから、短い時間ですが、大変勉強になりました。また来年に向け、様々なことを学び、一人でも多くの患者さんの笑顔を増やし続けたいと思います。愛すべき読者の皆様、1日1回、こ ....

マイコプラズマ肺炎急増(その7)

2010.12.28

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話し・・・ マイコプラズマ肺炎急増(その1) マイコプラズマ肺炎急増(その2) マイコプラズマ肺炎急増(その3) マイコプラズマ肺炎急増(その4) マイコプラズマ肺炎急増(その5) マイコプラズマ肺炎急増(その6) では続き行きます!! 今回は「寒邪」です。 「寒邪」とは「寒冷の邪気」です。 つまり、「冷え」を生みます。 「寒邪」が最も旺盛となるのは冬です。 しかし、秋頃から少しずつ登場し始めます。 単純に寒くなってきますからね。 「寒」は、陰陽で分けると陰の範疇です。 つまり、「寒邪」は「陰邪」であるといえます。 陰は、「上下」で分けると、「下」になりますから、陰邪である「寒邪」は、 体の下部(下焦)から侵(おか)していきます。 ですから”底冷え”というのです。 冬は「潤下(じゅんか)」という性質を備えて ....

マイコプラズマ肺炎急増(その6)

2010.12.27

こんばんは、森岡です(^_^) 前回までのお話し・・・ マイコプラズマ肺炎急増(その1) マイコプラズマ肺炎急増(その2) マイコプラズマ肺炎急増(その3) マイコプラズマ肺炎急増(その4) マイコプラズマ肺炎急増(その5) 間が空きましたが、続き行きます!! まずは「燥邪」から。 「燥邪」とはその名の通り、「乾燥の邪」です。 今年は秋に入り、非常に乾燥が強くなりましたよね。 この「燥邪」は、陰陽で分けると陽の範疇に入ってきます。 ですから、熱の性質を帯びているのです。 「燥邪」が横行すると、引き起こされる主な症状として「乾燥」が挙げられます。 体の正常なお水を、「燥邪」の熱の性質により乾かしてしまうことで、乾燥症状が現れる訳です。 秋になって、急に肌がかさついたり、唇がひび割れたりするのは、この「燥邪」登場の合図です。 そして、この「燥邪」は肺臓に最もダメ ....

勉強会に行ってきました!!

2010.12.26

こんばんは、森岡です(^_^)再び一週間よろしくお願いします!!本日は、朝から、当院院長も所属されている (社)北辰会 関東支部定例会に参加してきました。というのも、当院院長は関東支部において、講師をされています。そして今回、「神主(しんしゅ)学説」というテーマで講義をされるということだったので、楽しみにしておりました。また、会の代表である藤本蓮風先生も、奈良から特別講演、「日本鍼灸を訪ねて」のために上京されると聞いて、またまた楽しみ!!院長の講義、「神主学説」。初学者にもわかりやすく、かつ、勉強が進んだ先生方には、更に上達を促すためのキーワードを随所に散りばめた、とても為になるお話となっていました。この講義で感じたことは、院長も講義の結びとしていた、なにをもってしても「基本が大事!!」ということです。「神主学説」とは、何やら聞きなれない言葉かもしれませんが、東洋医学の生理観をはずれた&r ....

寺田寅彦の随筆

2010.12.25

こんばんは、松木です。先日私が講師をいている学校で忘年会がありました。普段なかなかお会いしない先生方ともお話ができ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。その時、以前「科学の方法」という本を紹介して下さった先生とお話する機会がありました。科学について(その8)先日紹介して頂いた本の感想などをお話すると、「そういった内容のものが好きなら、寺田寅彦の随筆がおもしろいよ」と教えて頂きました。特に「科学者とあたま」という随筆は、その先生が若い頃読んで、とても感銘を受けたとのことでした。早速帰って調べてみると、現代はなんと便利な時代だろうと思うのですが、インターネット上にたくさんの随筆が無料公開してありました。青空文庫読んでみると、昭和一桁の時代に書かれたものとは思えない、古さを感じない、大変おもしろい随筆でした。それにしても、このような「紹介」がなければ、私は寺田寅彦のことについて何も知らずに ....

「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その14)

2010.12.24

こんばんは、松木です。 続きを書いていきます。 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その3) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その4) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その5) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その6) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その7) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その8) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その9) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その10) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その11) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その12) 「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その13) 長々と書いてきましたが、EBMについては本日で一旦終了しよう ....

昨日は冬至

2010.12.23

こんばんは、松木です。昨日は冬至でしたね。冬至は「冬が至る」という名の通り、一年の内で陰が極まり、最も昼が短く夜が長い日です。この日を境に日が長くなっていくことから、陰が極まり陽に転じていくと考えられます。そのため、「一陽来復」といって、冬至を境に運が上昇すると考え、縁起がよいと言われています。ところで、冬至の日には、ゆず湯に入ってかぼちゃを食べるという習慣がありますね。これはどういった理由で行われているのでしょう。冬至の日には「ん」のつく名前の食べ物を食べると縁起がいいと言われます。「ん」と「運」をかけているわけです。また、「いろはにほへと」が最後「ん」で終わることから、「ん」に「一陽来復」の意味があり、冬至と一致するというのも由来だそうです。そしてかぼちゃは別名南瓜(なんきん)と呼ばれ、「ん」が二つもつく事から、大変縁起がよいというわけです。ではゆず湯はどうでしょう。これは「冬至=湯治 ....

「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その13)

2010.12.22

こんばんは、松木です。続きを書いていきます。「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その3)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その4)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その5)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その6)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その7)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その8)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その9)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その10)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その11)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その12)前回は、「臨床における問題」をいくつか挙げてみました。問題が明確にならないと、研究しようにも出来ませんよね。今回は、前回挙げた問題に対して、適している ....

「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その12)

2010.12.21

こんばんは、松木です。続きを書いていきます。「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その1)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その2)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その3)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その4)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その5)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その6)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その7)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その8)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その9)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その10)「EBM(根拠に基づいた医療)」について(その11)前回で、EBMにおける研究方法の種類の解説が終わりました。ここで一つ大切なことがあります。臨床における問題はたくさんあります。その問題の項目別に、最適と思われる研究方法が選択されなくてはなりません。臨床 ....

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