東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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七情の異常15

2017.03.21

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こんばんは 浅田です

 

 

 

前回の話

 

七情の異常     七情とは

七情の異常2   善怒とは

七情の異常3   肝鬱気滞による善怒

七情の異常4   肝胆火旺による善怒

七情の異常5   肝脾不和による善怒

七情の異常6     善喜とは

七情の異常7   心火による善喜

七情の異常8   心腎不交による善喜

七情の異常9   心肝火旺による善喜

七情の異常10 善憂思とは

七情の異常11 心脾両虚による善憂思

七情の異常12 肺気虚による善憂思

七情の異常13 善悲とは

七情の異常14 臓躁・心肺気虚による善悲

 

参照

 

 

 

今日は善恐について

 

 

 

善恐とは、特別な理由もないのに恐怖感が生じ、ついには精神が不安定になり今にも誰かに捕らえられそうな気分になることをいいます。

 

 

 

ビックリしやすいのは、驚きやすいという意味なので、善恐とは異なります。

 

 

 

 

恐怖の対象は人それぞれ異なり、10人いれば10人恐怖の感じ方が違います。

 

 

 

恐怖の内容としては、

 

 

 

「雷や地震が怖い」

 

「火が怖い」

 

「異性が怖い」

 

「高い所が怖い」

 

「血を見るのが怖い」

 

「注射が怖い」

 

「狭い所が怖い」

 

「人混みが怖い」

 

「人の視線が怖い」

 

「暗い所が怖い」

 

「水が怖い」

 

 

 

などなど、他にも「怖い」と感じる事柄は沢山あります。

 

 

 

精神疾患を抱えた方が恐怖を感じる時は、絶対に危険や脅威がないような状況にも関わらず、これらの事柄に対して異常に反応してしまい、身体や精神に異常が生じてしまうのです。

 

 

 

恐怖感に襲われると実際はそれほどでもない不安や危険に対しても、周囲の人が理解できない程怯えます。

 

 

 

恐怖に襲われている本人は、自分が作り出している過剰な妄想に怯えてしまっていることが多いのです。

 

 

 

「〇〇が起こるかもしれない」という過剰な心配やネガティブな妄想による恐怖感は、身体や内臓のアンバランスが原因である場合があります。

 

 

 

次回からは、どんな体質の人が善恐になるか書いていきます。

 

 

 

続く...

 

 

 

 

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