東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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刺激量の問題 ⑦(置鍼か単刺か4)

2019.06.19

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これまでのお話し

 

 

刺激量の問題 ①  

刺激量の問題 ②  

刺激量の問題 ③ 

刺激量の問題 ④

刺激量の問題 ⑤

刺激量の問題 ⑥          参照

 

 

◆置鍼か単刺か。  つづき

 

 

前回、置鍼時間にマニュアルや決まりはなく、各人が経験の中で会得するしかない、ということを書きました。

 

 

・・・とはいえ、『黄帝内経』の中に、もちろん一定の参考はあります。

 

 

置鍼のことは、「霊枢』九鍼十二原(1)に、

 

「毫鍼者.尖如蚊虻喙.靜以徐往.微以久留之.而養.以取痛痺.」

 

とあるように、”留”あるいは”留鍼”という文字などで表現されています。

 

 

「置鍼」あるいは「鍼を置く」というような表現は、『黄帝内経』には出てきません。

 

(因みに『黄帝内経素問』調経論(62)「持鍼勿置.」は、置鍼という意味ではないと思います。)

 

 

『黄帝内経』中の”留”を文字検索(便利ー(゚∀゚))すると、『霊枢』で146件、『素問』で57件、ちなみに鍼灸医学の聖典といってもいい『難経』では16件出てきます。

 

 

このうち、「置鍼」という意味で”留”という文字が出てくるのは、ほとんどが『霊枢』です。

 

 

『霊枢』九鍼十二原(1)にあるように

 

「毫鍼は置鍼して気を養って痛痹をとる」

 

のが、本来の毫鍼(現代の一般的な鍼治療で最もよく使われる鍼)の使い方なのかもしれません。

 

 

他に、

 

『霊枢』本輸篇(2)では冬は井穴とか兪穴に置鍼しなさい

 

とか、

 

『霊枢』四時気篇(19)では冬には置鍼しなさい

 

とか、

 

『霊枢』経水篇(12)では陽明経は多気多血だから刺鍼は深く、置鍼は長くしなさい

 

とか、

 

手の経絡は浅くて気の動きが早いから、刺鍼は浅く、置鍼は短くしなさい

 

などなど、興味深い記載がたくさん出てきます。

 

 

こういったところを細かく読んでは、季節や寒熱なども考えて、自身の臨床と照らし合わせて作っていくのが、一番正解に近いものが見えてくるのではないでしょうか。

 

 

 

続く

 

 

 

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